遊撃手論―組織に求められる遊撃手的人材とは?

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 263p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569706719
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0095

出版社内容情報

遊撃手と遊撃手型人間の魅力に迫る!

井端、宮本、西岡……、名手の取材を通し、今あらゆる組織に必要なのは遊撃手型人間であることを検証する。遊撃手の魅力と奥深さに迫る。

近代野球においては二遊間、捕手といったセンターラインの技術や知識がチーム力を左右し、特に有能な遊撃手の存在が勝敗の鍵を握っていると言っても過言ではないようです。それは野球の世界に限りません。ビジネスや教育をはじめ、あらゆる組織においても、遊撃手タイプの人材が求められているのが現状ではないでしょうか。

▼そこでこの本では、井端(ドラゴンズ)、宮本(スワローズ)はじめプロの現役の名遊撃手、あるいは遊撃手の指導者たちの「ショート論」を交えながら、遊撃手の心構えやテクニックの実際、その磨き方、そして遊撃手の向き不向き、育成の仕方について考察を深め、この華麗なるポジションの魅力を一層掘り下げてみたいと存じます。

▼野球ファンのみならず、広くビジネスや教育の分野にも通じる遊撃手論をお楽しみください。

●序章~はじめに 
●第一章 遊撃手たちの原風景 
●第二章 遊撃手の資質とは? 
●第三章 名遊撃手の考え方 
●第四章 遊撃手の仕事術 
●第五章 二遊間の微妙な人間関係 
●第六章 遊撃手を育てる 
●おわりに 

内容説明

野球はショートを抜きには語れない。いま、あらゆる組織にショートストップ的人材が求められている。

目次

第1章 遊撃手たちの原風景
第2章 遊撃手の資質とは?
第3章 名遊撃手の考え方
第4章 遊撃手の仕事術
第5章 二遊間の微妙な人間関係
第6章 遊撃手を育てる

著者等紹介

久慈照嘉[クジテルヨシ]
1969年生まれ。東海大甲府高校、日本石油(現ENEOS)を経て、91年ドラフト2位で阪神に入団。堅実な守備と勝負強い打撃で1年目(92年)からレギュラーで出場。オールスターにも出場し、この年の新人王に。98年に中日へ移籍。2003年に阪神に復帰し、リーグ優勝に貢献する。05年に引退。引退後の06年にはアトランタ・ブレーブスでコーチ研修。評論家を経て08年秋に阪神守備走塁コーチに就任。自ら手本を示すコーチとして後輩を指導育成中

矢崎良一[ヤザキリョウイチ]
1966年生まれ。出版社勤務を経て、独立。アマ・プロを問わず野球界を幅広く取材し、野球やソフトボールを題材にしたノンフィクションを執筆。共著によるスポーツノンフィクション書籍も数多く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

朱音

5
野球で○○論、とくるとまずは投手、次いで捕手となるんだろうけど遊撃手を取り上げたのは実にユニーク。でも読んでみるとショートは文字通り「守備の要」ということがわかるわけで。セカンドもショートも変んないじゃん?って思っていたけど。野球観戦の目が変ります。野球をする人、見る人にぜひお勧め。野球に興味がなくても面白いかも。2010/05/21

kasai

3
久慈、宮本、井端、西岡、そして彼らの指導者たちの発言をまとめた、ショート研究の走りにして決定版といえる素晴らしい一冊。ショートに対する価値観に影響を与えられること間違いなし。どこか似ているのに、それでも個人個人で強烈な個性を持っているのが面白かったな。2009/11/11

シャル

3
野球の隠れた華である遊撃手。彼らの考え方、取り組み方、そして技術論を、球界を代表する選手達に丹念に取材した一冊。投球一球ごとに判断し、打球の流れに合わせて行動していくショートの守備。感覚だけでなく、見て、技術を盗むことで学んでいくという成長。目立つことはなくとも、チームを陰から支えられる俯瞰した目。つまるところ、ショートに求められるのは全てにおいて『観察眼』なのである。2009/08/02

青海老

2
素晴らしい。あくまで私の考えであるが、矢崎氏は本書に関して枠組みを広げ一般書としたことを隠れ蓑として用いたと思う。 本当に単純に、プロないしセミプロの遊撃手達が自分の考えを語り尽くすというコンセプトの作品である。矢崎氏は上手く素材を損なうことなく編集したと言えるだろう。プロの言葉に余計な味付けは必要ないのだ。2014/04/01

らんまる

2
野球って、テレビ中継では、ほぼ、ピッチャーとキャッチャーしか映らないから、他の選手は、守っててもボールが来なかったら、暇なんじゃないかと思ってる人も多いと思うけど、そんなことは全くなく、アウトカウントやランナーの位置によってやることがいちいち変化するし、1球ごとに動きも変わってくる。そんななかで、やることが最も多く、最も難しいポジションはショートストップだと思っていたんですが、いやいや、予想以上でした。「遊撃手」ってこうやって守るのよって本だろうと思って読み始めたのですが、もう、ちょっと、奥が深すぎて、つ2012/03/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/550114
  • ご注意事項

最近チェックした商品