出版社内容情報
中国はサラリーマン社会。独裁国家ではない。
日本企業は中国で優遇される? 中国の施政は海外のシンクタンクが決める? 全人代への取材も許される著者が、中国の真の姿を伝える。
「外貨準備高世界一」「新疆ウイグル自治区の騒乱」など、世界にニュースを提供し続ける中国。近年、国際的な存在感を極めて強めた。日本企業も、人口13億人の巨大マーケットを擁するこの国を無視できない。
▼しかし、私たちが中国に対して「共産党一党独裁の社会主義国家」のイメージを持ち、一種の不気味さを覚えているのも事実だろう。その一方で、経済大国として急速に進化し、多くの富裕層が日本を訪れる姿を多く見ている。私たちはこの国を理解しきれずにいる。
▼本書は、全国人民代表大会の取材を唯一許された在日華人記者である著者が、「中国はサラリーマン組織であり、会社のようである」という独自の視点から、日本人が知らない中国の内側を描く。
▼胡主席の知られざる人生。温首相が抜擢された4つの理由。共産党に入党する方法。航空機、空母……中国の野望の向かう先。次々とあぶり出される汚職事件。
▼中国という難しい隣人を理解するための書。
●第一章 中華人民共和国の「取締役会」
●第二章 「会長」と「社長」の王道
●第三章 株式会社中華人民共和国の「理念(ミッション)」
●第四章 国家経営
●第五章 国家管理
●第六章 人材確保
●第七章 中国の野望
●第八章 汚職の取締り
●終章 直面する二つの問題
内容説明
本書は、中国共産党全国代表大会および全国人民代表大会の取材を中国政府から認められた唯一の在日華人記者が、独自の視点で中国という国の「形」を伝える。胡錦涛の知られざる人生。温家宝が抜擢された4つの条件。共産党に入党する方法。税収を高めても地方幹部役員の実績として評価されない。外貨準備高をさらに高め続ける姿勢。非共産党員の幹部が増えている理由。航空機、航空母艦、通信規格…中国の野望の向かう先。次々とあぶり出される汚職事件。中国が抱える2つの危機。日本人の知らない中国の内側が見えてくる。
目次
第1章 中華人民共和国の「取締役会」
第2章 「会長」と「社長」の王道
第3章 株式会社中華人民共和国の「理念(ミッション)」
第4章 国家経営
第5章 国家管理
第6章 人材確保
第7章 中国の野望
第8章 汚職の取締り
終章 直面する二つの問題
著者等紹介
徐静波[ジョセイハ]
1964年生まれ。中国浙江省出身、ジャーナリスト。1992年、私費留学で来日。東海大学大学院文学研究科専攻後、同大学研究員、在日中国語日刊紙の副編集長を経て、2000年3月にアジア通信社を設立。日本語の中国経済専門紙『中国経済新聞』を発行している。また中国語版ニュースサイトの『日本新聞網』を運営。中国共産党全国代表大会および全国人民代表大会の取材を中国政府から認められたただ一人の在日華人記者。連続13年間、中国全人代取材記録を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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