出版社内容情報
「私」にとらわれず自由に生きる観音力の智恵。
観音さまに正しさなどない。ただ状況に応じ、因縁に従い、自由な心そのものとして現れる。いわば最も活溌なあなたこそ観音さまなのだ。
本書は、「観音力」についての著者の講演とエッセイをまとめた本です。たとえば著者は次のように述べます。「彼の観音力を念じて、それが発揮されれば、いろいろと信じられないことが起こって自分の住む世界を変えてくれると、『観音経』には書かれています。観音力というのは、自分の中に眠っている他人との共振力、コミュニケーションをする力ですね。それに何度も呼び掛けるわけです。本来、そういうものが我々の中にはあるわけですから、それが出て来さえすれば、いろいろなことが変わっていく、ということです」(本文より)。観音力とは、相手や状況に応じて最も相応しい姿に変化する力。変化が激しく、その場その場での対応が求められる今日ですが、この「観音力」に気づけば、きっと、どんな困難もふわりと乗り切れることでしょう。
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[一]観音力ということ *今ここに大いに応ずる
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[二]ふたたび観音力ということ *いのちは自ずと同期する
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[三]白隠さんの観音力 *やほろずに遊戯する
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[四]慈悲と智慧ということ *観世音と観自在
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[五]観自在ということ *『般若心経』をめぐって
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[六]念彼観音力 *すべては無尽に繋がっている
内容説明
変化の時代を生きる夢幻の「応化力」。その力に気づけば、どんな困難もふわりと乗り切れる。
目次
1 観音力ということ―今ここに大いに応ずる
2 ふたたび観音力ということ―いのちは自ずと同期する
3 白隠さんの観音力―やほよろづに遊戯する
4 慈悲と智慧ということ―観世音と観自在
5 観自在ということ―『般若心経』をめぐって
6 念波観音力―すべては無尽に繋がっている
著者等紹介
玄侑宗久[ゲンユウソウキュウ]
1956年、福島県三春町生まれ。慶應義塾大学文学部中国文学科卒業。様々な職業を経験した後、1983年、京都・天龍寺専門道場に入門。現在、臨済宗妙心寺派福聚寺住職。2001年、『中陰の花』で第125回芥川賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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