出版社内容情報
中国人が得意とする「最強の交渉術」に学ぶ。
「国際交渉で中国人に勝つのはまず困難」と言われる。その交渉術とは? 日本では経営者、母国の中国では弁護士という著者が教える!
「国際交渉で中国人に勝つのはまず困難」と言われる。その交渉術とはいかなるものか? 著者は、中国の大連で生まれ育ち、地元の国立大学で日本語を学んだ。そして二四歳のとき、留学生として日本の大学に入学し、博士課程までの九年間、日本の法律について勉強。その後一時帰国して中国の弁護士資格を取得。そして日本ではエレベーター会社の経営者。今は、一年の三分の二を日本で、三分の一を中国で暮らしている。初めて日本の土を踏んでから二〇年。その間、さまざまな日本人と接してきた。また日本と中国では、弁護士として、多くのビジネスマンとかかわり交渉にたずさわってきた。本書では、それらの活動を通して身につけた「最強の交渉術」を、実際に体験した身近な具体例を挙げながら、日本語の堪能な著者が日本人ビジネスマン向けに書き下ろす。ポイントは「ゼロ距離」の中国人、「間を取る」日本人。仕事、生活、さまざまな場面で使えるテクニック!
●プロローグ 駆け引き・議論は、中国人の生きがい
●第一章 中国人は、相手の心をこう?む(交渉前の下準備)
●第二章 最強! 中国人の交渉術(駆け引き、議論を楽しむ)
●第三章 郷に入っては郷に従う(中国では中国流の交渉をする)
●エピローグ 日本人が交渉上手になるためのテクニック
内容説明
日中両方をよく知る著者が教える、仕事、生活、さまざまな場面で使えるテクニック。
目次
プロローグ 駆け引き・議論は、中国人の生きがい
第1章 中国人は、相手の心をこう掴む―交渉前の下準備(だれよりも自分が可愛い中国人;セールスは、商品力より人間力の勝負;その情熱は、まるでラテン民族!? ほか)
第2章 最強!中国人の交渉術―駆け引き、議論を楽しむ(立派な肩書の名刺に対抗心を燃やす;中国人の挨拶はわかりやすい;金を貸すバカもの、金を返す大バカもの ほか)
第3章 郷に入っては郷に従う―中国では中国流の交渉をする(相手には、敵対心ではなく好奇心を示せ;信義を守ることを最優先する必要はない;相手方のキーマンを見つけて攻める ほか)
エピローグ 日本人が交渉上手になるためのテクニック
著者等紹介
馬英華[マエイカ]
1965年中国・大連市に生まれる。1988年大連外国語学院4年生在学中に来日。1990年早稲田大学法学部入学。1996年中国弁護士資格取得。1997年上海律和理弁護士事務所に所属。1997年日本で、エレベーターのメンテナンス会社「東京エレベーター株式会社」を設立し、副社長に就任。1999年早稲田大学大学院法学研究科博士後期課程修了。「中国ビジネス研究所」を主宰し、中国に進出する企業のアドバイザーとして活動開始。2004年「東京エレベーター株式会社」代表取締役社長に就任。中国大連に法律事務所を開設。現在、トステム大連通世泰建材有限公司など、中国に進出している多数の企業の顧問弁護士・コンサルティングを担当。また、日本国内では社長業の傍ら、中国でビジネスを展開している日本企業の法律相談を行う。現在の契約企業は約100社。企業・大学等での講演・講義も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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