謙信びいき

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謙信びいき

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  • サイズ B6判/ページ数 249p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569705675
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0021

出版社内容情報

大河ドラマ「天地人」原作者によるエッセイ集。

NHK大河「天地人」の直江兼続をはじめ、歴史上の異才に焦点を当ててその魅力に迫る。訪れた各地の味の話題も収録したエッセイ集。

群雄が割拠した戦国時代において、手段を選ばず他人を蹴落として利をむさぼることをよしとせず、独自の「義」の思想を掲げ、己の道を貫いた異色の戦国武将・上杉謙信。その思いは、多くの若きサムライたちに受け継がれ、やがて歴史を動かす大きなエネルギーとなってゆく。

▼本書は、NHK大河ドラマ『天地人』の原作者が、「義と愛」に生きた直江兼続をはじめ、信長の影の参謀である沢彦宗恩、秀吉の侍医にして政策参謀である施薬院全宗など、歴史の表舞台の陰で、己にしかできない仕事をしっかりとやり遂げた異才たちの魅力を描き出す。

▼華やかな脚光を浴びなかったからといって、彼らの人生がつまらないということは決してない。むしろ挫折や苦悩の中から何かをつかみとる姿は、現代人に生きる勇気と指針を与えてくれる。

▼『天地人』執筆にまつわるエピソードや、旅先で出会った旬の味なども盛り込んだ、歴史と旅の醍醐味を味わえる著者初のエッセイ集。

●第一章 「天地人」の人たち 
●第二章 異才発掘 
●第三章 歴史逍遙 ~北から南へ~ 
●第四章 旅の作法 
●第五章 日々悠楽 
●〈初出一覧〉

内容説明

NHK大河ドラマ『天地人』原作者による待望の初エッセイ集。

目次

第1章 「天地人」の人たち(故郷の天地人;義と愛―直江兼続の魅力 ほか)
第2章 異才発掘(西行と武芸;甲斐の黒駒―武田騎馬隊を支えた機動力 ほか)
第3章 歴史逍遙―北から南へ(北のバイキング、安東水軍の興亡;常陸鹿島―武神・武甕槌神坐す剣の聖地 ほか)
第4章 旅の作法(えごの味わい;城のある町 ほか)
第5章 日々悠楽(椿守;鮟鱇鍋 ほか)

著者等紹介

火坂雅志[ヒサカマサシ]
1956年、新潟県生まれ。早稲田大学卒業後、出版社勤務を経て、1988年『花月秘拳行』で小説家デビュー。以後、時代小説の旗手として活躍。直江兼続の生涯を描いた『天地人(上・下)』が、2009年NHK大河ドラマの原作となる。同作が第13回中山義秀文学賞を受賞し、現在、最も注目されている歴史小説家。戦国武将を陰から支えた参謀たちに光をあて、その生涯を描くことには定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ロマンチッカーnao

28
直江兼続の晩年、農民と共に、藩領の繁栄のために共に土を耕しもした姿。謙信の精神を引き継ぎ、徳川にも一歩も引かない姿も好きだけど、晩年の良いものだったのですね。それと、真田の忍者たち。その実像はわからないけど、想像できる範囲で書かれている内容だけでもかなり面白い。武田の騎馬武者たちが、織田の鉄砲にやられる時代背景。面白いエッセイ集でした。2018/08/26

あまはら

7
「謙信びいき」というタイトルから「謙信と私」的な内容かと想像していたら、想像とはだいぶ違いました。あまり広くは知られていない、戦国時代の人々について少しずつエピソードが紹介されていて、改めて戦国時代の魅力を感じました。エッセイ部分は食べ物のことや古本屋のことなどが書いてある、本当に普通のエッセイでした。中でも沈没船の荷が揚げられて、その中の杯を買う話が素敵でした。海の中に取り残されていた杯に今度は酒を満たし、飲み干す。なんて粋!なんて風流!けれど一番衝撃的だったのは西行と俵藤太が同じ家系だったことです…2014/03/12

Kazuo Tojo

2
悲報が届いた。悲しかった。読みかけの本書を開く。作者ののびのびと綴られたエッセイ集。「江戸のぬくもり」のくだりで 人生は短い。酒は飲めるうちに飲んでおくものだ と書いてあるのが印象的だった。改めて冥福を祈ります。2015/03/04

0
図書館。歴史こぼれ話というよりエッセイ集。小説家らしい書き方なので、誇張や文章のリズムに個性が出ていて合わなかった。比較する為とはいえ、片方を落として片方を持ち上げる書き方が多くて、そのあたりも苦手。2014/06/19

たかひー

0
★★★2013/08/23

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