出版社内容情報
国際政治の裏事情を独自の視点で解説。
オバマ政権下の米国の動きは? 世界的な金融危機の行方は? 緻密な情報収集と独自の視点からニュースだけでは伝わらない国際情勢を解説。
マスコミによって伝えられる「情報」。果たしてそれは、どこまで正鵠を射ているものだろうか。特に国際情勢については、海外メディアの情報をなぞるか、日本政府から提供される情報に頼るしかないというのが実情だろう。
▼著者は、米英マスコミや政治経済関係のウェブサイトなどから丹念に情報を収集し、独自の分析を加えてメールマガジンで発信するという作業を十年以上続けてきた。情報源とデータを示した上で、ニュースの深層をさぐり考察するスタイルは、国際政治の現実を知りたい多くの読者から高い評価を得ている。
▼本書は、アメリカ発の世界不況を1年以上前から予測していた著者が、ニュースの「ウラと行間」を徹底的に読み込み、世界を動かす力学と覇権の構造を解き明かす。
▼オバマ政権と今後のアメリカは? 世界的金融不安の結末は? 中国・ロシア・インドはどこまで台頭する?――激変する世界を前に、日本の対応はこれでいいのか!?
●序章 オバマ政権と今後の米国
●第1章 米英金融革命の終わり
●第2章 深化するドルの危機
●第3章 石油高騰の謎
●第4章 大統領選挙とイスラエル
●第5章 イラン革命を起こした米国
●第6章 イラクで疲弊する米軍
●第7章 テロ戦争の意図と現実
●第8章 ロッカビー事件・はめられたリビア
●第9章 エネルギー覇権を広げるロシア
●第10章 米国に乗せられたグルジアの惨敗
●第11章 フランスの変身
●第12章 チベット支援騒動の深層
●第13章 米国が中国を覇権国に仕立てる
●第14章 国夫の深謀
●第15章 自衛隊機派遣中止で読み解く日中関係
●第16章 ヤルタ体制の復活
内容説明
テロを黙認するアメリカ、仕組まれたリーマン・ショック、スパイ戦争に勝利したロシア。ニュースの「裏」と「行間」を読み込む国際情勢解説者が世界を動かす力学と覇権の構造を解き明かす。
目次
オバマ政権と今後の米国
米英金融革命の終わり
深化するドルの危機
石油高騰の謎
大統領選挙とイスラエル
イラン革命を起こした米国
イラクで疲弊する米軍
テロ戦争の意図と現実
ロッカビー事件・はめられたリビア
エネルギー覇権を広げるロシア
米国に乗せられたグルジアの惨敗
フランスの変身
チベット支援騒動の深層
米国が中国を覇権国に仕立てる
国父の深謀
自衛隊機派遣中止で読み解く日中関係
ヤルタ体制の復活
著者等紹介
田中宇[タナカサカイ]
1961年、東京生まれ。東北大学経済学部卒業。繊維メーカー勤務を経て共同通信社に入社、金融事件、ゼネコン汚職、自動車などの産業、アジア経済などを取材。97年、マイクロソフト入社。日本初の本格コラムサイト「MSNジャーナル」を立ち上げてネットジャーナリズムの新形態を確立するとともに、自ら国際ニュースを執筆。99年にマイクロソフトを退社、フリーの国際情勢解説者として約19万人に電子メールで毎週国際ニュース解説を配信し続けている。また、ウェブサイト「田中宇の国際ニュース解説」を運営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Manabu Yoshimura
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