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新訳 第三身分とは何か

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  • サイズ B40判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569704906
  • NDC分類 311.7
  • Cコード C0030

出版社内容情報

フランス革命の端緒となった名著が甦る!

18世紀フランスの民衆に訴えかけ、革命の端緒となった名著が、現代に甦る。待望久しい新訳の誕生!

1789年1月、ある小冊子がフランスで発行された。当時は匿名の手によって記されたその内容は、フランスにおける第三身分=平民こそが、国民全体の代表に値する存在である、と訴えるものであった。第一身分=聖職者や、第二身分=貴族が牛耳ってきた偽りの議会制度に強烈なアンチテーゼを唱え、平民が社会のなかで「相応なものになること」を主張する考えは、フランス革命を理論上、後押した。長く邦訳が出なかった本書であるが、このたび、社会学理論の俊英の手によって読者に紹介されることとなった。読みやすく明確な訳文から、自由と公共性の関係をいかに考えるべきか、「みんなの物」としての国家に、われわれがいかに参加していくべきか、というアクチュアルな問題意識がにじみ出る。特権にしがみつく聖職者、貴族の悪弊からフランスを解き放とうとする著者シエイエスの熱い訴えは、官僚の既得権に縛られた現下の日本政治にも一石を投じることであろう。

●序言 ――『第三身分とは何か』が書かれた歴史的背景 
●本論の概略 
●第一章 そもそも、第三身分とは何か ――全ての者のことである 
●第二章 現在に至るまでの政治体制において、第三身分は何であったか ――無に等しい者でしかなかった 
●第三章 第三身分は何を要求しているのか ――政治体制の中で、相応な者になることである 
●第四章 第三身分のためと称して、政府がこれまで企ててきたこと、および特権者たちの側が今日提案していること 
●第五章 第三身分を相応な存在にするために、真になすべきであったこと ――この点に関する諸原理 
●第六章 自らに相応しい地位を獲得するに当たって、今後、第三身分の側が果たさなければならないこと ――その諸原理の展開 
●後記  

内容説明

フランス革命を生んだ一冊。理不尽な世の中に対する「理性の怒り」が、いまここに甦る―わかりやすい新訳で読む古典の名著。

目次

第1章 そもそも、第三身分とは何か―全ての者のことである
第2章 現在に至るまでの政治体制において、第三身分は何であったか―無に等しい者でしかなかった
第3章 第三身分は何を要求しているのか―政治体制の中で、相応な者になることである
第4章 第三身分のためと称して、政府がこれまで企ててきたこと、および特権者たちの側が今日提案していること
第5章 第三身分を相応な存在にするために、真になすべきであったこと―この点に関する諸原理
第6章 自らに相応しい地位を獲得するに当たって、今後、第三身分の側が果たさなければならないこと―その諸原理の展開

著者等紹介

薬師院仁志[ヤクシインヒトシ]
1961年生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程(教育社会学)中退。京都大学助手、帝塚山学院大学専任講師、同助教授を経て、帝塚山学院大学教授。主な専攻分野は社会学理論、現代社会論、教育社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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