内容説明
玄侑和尚が「いろはカルタ」に託して綴る禅的な生き方・考え方へのヒント。
目次
1 「色は匂へど散りぬるを」の章(犬も歩けば棒に当たる;論より証拠 ほか)
2 「我が世誰ぞ常ならむ」の章(われ鍋にとじ蓋;かったいのかさ恨み ほか)
3 「有為の奥山今日越えて」の章(嘘から出た誠;芋の煮えたもご存じない ほか)
4 「浅き夢見じ酔ひもせず」の章(頭隠して尻隠さず;三べんまわって煙草にしょ ほか)
著者等紹介
玄侑宗久[ゲンユウソウキュウ]
1956年、福島県三春町生まれ。慶應義塾大学文学部中国文学科卒業。様々な職業を経験した後、83年、京都・天龍寺専門道場に入門。現在、臨済宗妙心寺派福聚寺住職。2001年、『中陰の花』で第125回芥川賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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m!wa
4
意外と面白かった。2021/11/07
lovemys
3
面白かったなぁ~♪軽快に読めた1冊。私もこんな考え方好きだな♪結構、何でもいいじゃない!って考えなので、どんなことにも咎め立てしない切り口が良い(笑)いろはカルタのことなど深く考えてみなかったけど、そうなんだ~!と、改めて日本語の、諺の奥深さに感心してしまいましたー。禅のことを知りたくて借りてきたけど、日本の良さに色々と気づいた気がします。江戸の時代って、きっと面白かったんだろうなぁ~♪なんて思ったり(笑)キリスト教的思想もいいけど、やっぱり、こうやって気楽に説いてくれる禅の世界もいいなぁ~。もっと読もう2015/06/01
しょ~や
0
言葉として知っていても、意味なんて改めて考えたこともない。そんな日本語の多いことを少し反省してみたりするのでした。2013/11/17
マサトク
0
禅的な解釈もある、軽い読み物として。違う角度から見る契機になるのはいいな。2013/06/09
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0
いろはカルタのことわざを禅を用いて解釈。 ちょっとした読み物といったところ。 禅に関して興味が湧いたので禅の入門書としては良いのかもしれない。2013/03/12