PHPビジネス新書<br> 「品質力」の磨き方―信頼される製品と、不信を生む製品との違いは何か?

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「品質力」の磨き方―信頼される製品と、不信を生む製品との違いは何か?

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  • サイズ B40判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569703411
  • NDC分類 509.66
  • Cコード C1234

出版社内容情報

相次ぐ品質問題やリコールの本当の原因とは? 世界トップレベルであり続けるための「品質の磨き方」を、品質工学の第一人者が説く。

品質問題やリコールの本当の原因とは?

最近、続発するリコールや製品トラブル。

▼技術力世界一と言われた日本に一体何が起きているのか――。

▼このような状態に、日本の先行きを不安に感じる人も多いはず。

▼だが実は、それは従来の品質管理では問題視されない「見えない不良」が生まれていただけだったのだ。

▼そしてそれは現時点では日本だけが抱えるより高度な問題であり、それを克服することで日本がさらなる飛躍を遂げることができる大きなチャンスなのである。

▼本書ではこの「見えない不良」に対応するため、従来の方法とは違った、新しい時代の品質管理を実現する「品質工学」を徹底指南。

▼わかるようでわからない「品質」の意味から、その影響力、実践的な品質管理のためのテスト手法まで、著者の豊富な経験を交えて余すところなく解説する。

▼これを読めば、全ての業種に通ずる「品質力の磨き方」がわかる!

●第1章 品質疑惑がなぜ次々に起こるのか ――見えない不良とは何か 
●第2章 信頼性にも「新旧交代」が当てはまる ――従来型モノづくりの限界 
●第3章 「まさか!」をなくす技術はあるか ――「いじめれば分かる」方法論 
●第4章 高品質と低コストの新しい基準 ――「話せば分かる」方法論 
●第5章 「常識的な自分」から段階的に抜け出す ――何が効率化を阻害しているのか 
●第6章 日本で売れ世界で成功する製品の条件 ――「本当のニーズ」に応えるために

内容説明

世界一の品質レベルを誇るはずの日本で、なぜか製品トラブルやリコールが相次いでいる。だが、悲観する必要はない。今問題になっているのは従来とは違う「見えない不良」であり、これを解決することができれば、日本の製品はより高い信頼を勝ち得ることができるからだ。本書はそのために必要な「品質工学」の考え方を、著者の実体験を豊富に盛り込み、専門家でない人にもわかりやすく解説していく。

目次

「品質王国日本」が新たにやらなければならないこと―まえがき
1章 品質疑惑がなぜ次々に起こるのか―見えない不良とは何か
2章 信頼性にも「新旧交代」が当てはまる―従来型モノづくりの限界
3章 「まさか!」をなくす技術はあるか―「いじめれば分かる」方法論
4章 高品質と低コストの新しい基準―「試せばわかる」方法論
5章 「常識的な自分」から段階的に抜け出す―何が効率化を阻害しているのか
6章 日本で売れ世界で成功する製品の条件―「本当のニーズ」に応えるために

著者等紹介

長谷部光雄[ハセベミツオ]
1948年栃木県生まれ。名古屋大学理学部物理学科卒業後、株式会社リコーに入社。複写機やレーザープリンターの技術開発と製品開発に従事。国産初の高速複写機やカラー複写機のデジタル化技術など、常に最先端技術分野の開発を担当する。この間、国内外で50件以上の登録特許を取得。1992年には日本画像学会の技術賞を受賞。技術開発センター所長などを経験後、技師長としてまた2008年からは顧問として、リコーグループ全体の技術力向上と技術者育成に当たる。2005年に品質工学会の銅賞、2007年に銀賞を受賞。学問としてではなく実践に役立つ品質工学をコンセプトに、分かりやすい品質工学を追究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

18
品質管理の歴史がよくわかる内容だった。そして日本が徹底した品質管理をしてここまで発展してこれたのだなと思った。2011/05/10

stroatman

2
個人的な経験が無駄とは言わないが、本にはあまり書かなくていいかな。品質の歴史みたいなところも正直蛇足にしか感じなかった。しかし、この本でも品質には「異常検知力」が大事と結論付けててなるほどなと思った2016/06/04

クスモク

2
品質とは何かを再考しました。品質って投入時間に比例するとは限らないのですから。2008/12/11

いえのぶ

1
考えない技術者の温床の項目は非常に納得感がある。「作ってみてから考えます」とか、「考え方を流用します」とかいう似非技術者(実は単なるCADオペレーターとかトレーサーではないかと感じている)がなんと多いことか。2020/05/12

よしどん

1
前に読んだ『技術者の意地』に比べると説明が長くて読んでいると少し眠たくなる。でも、そこをグッと堪えて集中して読むといろいろと有意義なことが書いてあるのに出くわす。私はP.171 の「技術者にとって、行動につながらない情報は意味がない。正しい決断をするには、現状を正しく表現している情報でなければならない。」というところが特に心に響いた。途中でボーッとして読み過ごしているところがあると思う。また、来年にでも読んでみようかと思う。2015/04/14

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