出版社内容情報
グローバル化や自由貿易の背景にはいつもナショナリズムがあった――21世紀の日本経済を立て直すために、新しい理論を提唱する!
根底から強い日本を築くためには!?
ここ数十年、日本はグローバリズムという「幻想」のもと、構造改革を進めてきた。しかし、それこそが「亡国への道」であった――
▼アメリカ発金融恐慌の様相をみせるなか、ジャーナリズムや論壇では、「グローバル化は終わる」という論調が出はじめた。しかし、実は「グローバル化」自体がナショナリズムから生まれたものであり、ナショナリズムこそが経済発展に欠かせない要素なのである。
▼日本において「ナショナリズム」という語は、偏見や誤解に満ちている。しかし、「ナショナリズム」で世界が動いているのが現実である以上、日本はいち早く「ナショナリズム」を正しくとらえなおさねばならない。
▼現役経済産業省官僚である著者が、現場での実体験と、従来から蓄積し続けた知識によって、日本ではいまだ馴染みのない「経済ナショナリズム」を提唱! これ以上国力を失わないため、さらに国家繁栄のために、日本の根底に据えるべき基本概念はこれである!!
●序にかえて ――不都合な真実
●第一章 見失われた十年
●第二章 なぜ経済ナショナリズムの本質を見誤るのか
●第三章 はじめに国家ありき
●第四章 本当の「国力」とは何か
●第五章 「国力」を強化する政策とは
●第六章 経済ナショナリズムを超えて?
●終章 国力の基本戦略
目次
第1章 見失われた十年
第2章 なぜ経済ナショナリズムの本質を見誤るのか
第3章 はじめに国家ありき
第4章 本当の「国力」とは何か
第5章 「国力」を強化する政策とは
第6章 経済ナショナリズムを超えて?
終章 国力の基本戦略
著者等紹介
中野剛志[ナカノタケシ]
1971年、神奈川県生まれ。1996年、東京大学教養学部教養学科(国際関係論)を卒業後、通商産業省(現経済産業省)に入省。2000年より3年間、英エディンバラ大学大学院に留学し、政治思想を専攻。2001年、同大学院より優等修士号(Msc with distinction)取得。2003年、同大学院在学中に書いた論文がイギリス民族学会(ASEN) Nations and Nationalism Prizeを受賞。2005年、同大学院より博士号(社会科学)を取得。現在、経済産業省経済産業政策局産業構造課課長補佐。また月刊誌「発言者」に評論を発表。現在、隔月誌「表現者」に評論を連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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