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経済はナショナリズムで動く―国力の政治経済学

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  • サイズ A5判/ページ数 207p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569703183
  • NDC分類 333.6
  • Cコード C0030

出版社内容情報

グローバル化や自由貿易の背景にはいつもナショナリズムがあった――21世紀の日本経済を立て直すために、新しい理論を提唱する!

根底から強い日本を築くためには!?

ここ数十年、日本はグローバリズムという「幻想」のもと、構造改革を進めてきた。しかし、それこそが「亡国への道」であった――

▼アメリカ発金融恐慌の様相をみせるなか、ジャーナリズムや論壇では、「グローバル化は終わる」という論調が出はじめた。しかし、実は「グローバル化」自体がナショナリズムから生まれたものであり、ナショナリズムこそが経済発展に欠かせない要素なのである。

▼日本において「ナショナリズム」という語は、偏見や誤解に満ちている。しかし、「ナショナリズム」で世界が動いているのが現実である以上、日本はいち早く「ナショナリズム」を正しくとらえなおさねばならない。

▼現役経済産業省官僚である著者が、現場での実体験と、従来から蓄積し続けた知識によって、日本ではいまだ馴染みのない「経済ナショナリズム」を提唱! これ以上国力を失わないため、さらに国家繁栄のために、日本の根底に据えるべき基本概念はこれである!!

●序にかえて ――不都合な真実 
●第一章 見失われた十年 
●第二章 なぜ経済ナショナリズムの本質を見誤るのか 
●第三章 はじめに国家ありき 
●第四章 本当の「国力」とは何か 
●第五章 「国力」を強化する政策とは 
●第六章 経済ナショナリズムを超えて? 
●終章 国力の基本戦略

目次

第1章 見失われた十年
第2章 なぜ経済ナショナリズムの本質を見誤るのか
第3章 はじめに国家ありき
第4章 本当の「国力」とは何か
第5章 「国力」を強化する政策とは
第6章 経済ナショナリズムを超えて?
終章 国力の基本戦略

著者等紹介

中野剛志[ナカノタケシ]
1971年、神奈川県生まれ。1996年、東京大学教養学部教養学科(国際関係論)を卒業後、通商産業省(現経済産業省)に入省。2000年より3年間、英エディンバラ大学大学院に留学し、政治思想を専攻。2001年、同大学院より優等修士号(Msc with distinction)取得。2003年、同大学院在学中に書いた論文がイギリス民族学会(ASEN) Nations and Nationalism Prizeを受賞。2005年、同大学院より博士号(社会科学)を取得。現在、経済産業省経済産業政策局産業構造課課長補佐。また月刊誌「発言者」に評論を発表。現在、隔月誌「表現者」に評論を連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うえ

9
「経済ナショナリズムの目的は、国家介入それ自体ではなく、国力の増大にある。それゆえ、自由貿易が国力を増大する場合には、国内市場の開放を優先する。経済ナショナリストとして有名なハミルトンもリストも、一定の条件下における自由貿易の便益を認めていた。彼らの主たる関心は、国民国家の経済的な自給自足ではなく、政治的な自律性にあったのである。その自律性を確保するためには国力の強化が必要であり、そのためには自由貿易が望ましい場合もある…その意味において、自由貿易論者は経済ナショナリストであった」2019/04/20

Row_the_Punks

1
経済ナショナリズムとは、ネイションの力を高めるために、現実的かつバランスの取れた政策を実行する事である。2013/05/22

tomoyuki.k

0
グローバリゼーションとナショナリズムは一見相反するもののように思えるが、実際はナショナリズムから発生したものがグローバリゼーションであるというのが筆者の主張である。 ナショナリズムというとナチスに代表される全体主義をイメージされ、ネガティブな印象を持つ人が多いかと思うが、経済を異なる視点からみるという上では本書はとても良いのではないだろうか。2014/03/18

tk

0
うほほい2012/03/12

たぬき

0
グローバリズムがアングロサクソにズムだとなれば、なんら基本は変わっていないよね。 中野正剛と名前が似ているが、関係者の分けないよな、普通。

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