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男と女のいる風景―愛と生をめぐる言葉の栞

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  • サイズ B40判/ページ数 206p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569702841
  • NDC分類 917
  • Cコード C0030

出版社内容情報

「好き」を「愛」で埋め合わすことができても「愛」を「好き」でカバーすることはできない。恋愛文学の巨匠が放つ愛と生にまつわる言葉集。

「男は頭で嘘をつき、女は体で嘘をつく」「男と女は争ったあと、すぐ逢わないほうがいいのかもしれない。いったん冷却期間をおき、互いに逢いたい気持ちが盛り上がったところで逢うのが、仲直りの妙手らしい。だが、これも……」「女を求めるということは、まさしく生きている証しである。もし、女なぞどうでもよくなったら、そのときから男は雄でなく、ただの温厚な人になる」「人間の一生、すべてがそいつの能力によるものではない。むしろそれ以外の力によることの方が多いのかもしれん」。デビュー当時から1987年までの全著作より、男と女の華麗で耽美な愛の世界、人間としての男と女の真実、医師としての冷静な目で見つめた人間の生と死を、渡辺淳一の豊熟な世界からつむぎだした珠玉の言葉集。

内容説明

医師としての冷えた眼と作家としての温かい眼で「男と女」の真実にせまりつむぎだした箴言集。

目次

第1章 男と女のいる風景(持続する意志;男と女のあいだ;性の表裏)
第2章 女だけの風景(女の心理と生理;強い性;女性的なるもの;美しさとは)
第3章 男だけの風景(男というもの;男の哀しみ;男から女へ;男の実体)
第4章 生と死の風景(生きていく日々;若さと歳月;医と病のはざまから;死をみつめる)
第5章 季節の風景(ひとつの真実;さまざまなタイプ;過ぎゆく時;季節のなかへ)

著者等紹介

渡辺淳一[ワタナベジュンイチ]
1933年北海道生まれ。1958年札幌医科大学卒業。医学博士。母校の整形外科講師となり、医療のかたわら小説を執筆。1970年『光と影』で第63回直木賞を受賞。1980年『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で第14回吉川英治文学賞受賞。2003年には第51回菊池寛賞受賞、また、同年紫綬褒章を受章する。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆーこりん

14
若いころ渡辺氏の作品は医療を扱ったものも恋愛ものもかなり好きで読みました。この書は小説や対談から渡辺氏の名言を編集者さんがピックアップしたものです。追悼の意味で読みました。渡辺氏の名言は20年前より今の方が納得できます。男性のことがよくわかるのは渡辺氏ご自身が男性であることから当然とも思いますが、女性のこともよくわかって書いていらっしゃるから不思議に思います。おそらく渡辺さんご自身が相当さまざまな女性とお付き合いし、女性というものを研究されたのだと思います。久しぶりに彼の小説が読みたくなりました。2014/10/20

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