出版社内容情報
「人間とは弱いものよ」「愛情とは厳しきものよ」「生とは欲望よ」――清水寺元貫主が語る、真に価値ある人生を送るための指針の書。
清水寺元貫主が説く、力強くも温かい教え。
明治の初めに生まれ、日露戦争時には、従軍僧として現地に赴くなどの経験を持つ、清水寺元貫主。独特な説法は、良慶節として親しまれ、厳しい修行の果てに得たおおらかな境地から出る言葉が、人々を癒した。本書は、元貫主が101歳のときの教えをまとめたもの。「百年――偉くならんでええやないか」「業――人間というものは、弱いものなの」「比丘――楽になると悪いことはしやへんの」「欲望――無欲では生きられへんの」「反逆――人は雨に濡れるより、濡れないほうがいいの」など、明治、大正、昭和を生きた名僧が、時間に追われ、あわただしい日々を送る現代人に語りかける。
●明治 はい、お早うさん
●百年 あんまり偉くならんでもええやないか
●手 片手の声を聞いてこい
●反逆 人は雨に濡れるより、濡れないほうがいいの
●間 ちょっと待ってや
●力 人間の根性だけではいかん
●欲望 無欲では生きられないの
●心 自分の座に正しく坐らなあかんの
●業 人間というものは、弱いものなの
●比丘 楽になると、悪いことはしやへんの
●仏 なけりゃないのが極楽
●恩 みんなタダやの
●愛情 病人に対するお医者さんみたいなものやね
●喜怒哀楽 目がものをいうの
●男と女 なかなか人生は花のようにはいかん
●苦 ゆっくりしいや
●貫主を語る/松本大圓
●取材を終えて/野々村智劔
●『ゆっくりしいや』復刊にあたって/森 清範
内容説明
人間とは、愛情とは、生きるとは…。“昭和の名僧”が贈る人生指針の書。
目次
明治―はい、お早うさん、お早うさん
百年―あんまり偉くならんでもええやないか
手―片手の声を聞いてこい
反逆―人は雨に濡れるより、濡れないほうがいいの
間―ちょっと待ってや
力―人間の根性だけではいかん
欲望―無欲では生きられないの
心―自分の座に正しく坐らなあかんの
業―人間というものは、弱いものなの
比丘―楽になると、悪いことはしやへんの
丘―なけりゃないのが極楽
恩―みんなタダやの
愛情―病人に対するお医者さんみたいなものやね
喜怒哀楽―目がものをいうの
男と女―なかなか人生は花のようにはいかん
苦―ゆっくりしいや
著者等紹介
大西良慶[オオニシリョウケイ]
1875年、奈良県に生まれる。97年、法相勧学院卒業後、興福寺住職となる。1914年、清水寺に晋山。同和園理事長、北法相宗管長、清水寺貫主などを務める。83年、数え年109歳で入寂(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。