内容説明
高齢社会はそんなに困ったことなのか?老人は若者の世話になるしかないのか?そんなことはない!沈滞しきった日本を救うためにも、元気で、賢い高齢者の活躍が期待されている。では、老いてもなお、仕事を続け、趣味を楽しむための暮らし方とは―。臨床医の立場から、健康、年金、介護、住居、家族といった老後の諸問題への対策を紹介。「私も詐欺に騙された!」など自身の体験談や、オランダの高齢者施設のエピソードも参考になる。人生後半を豊かにする「健老」&「賢老」のコツ。
目次
第1章 賢い老人(賢老)になる術
第2章 年金だけで暮らせるか
第3章 高齢者と社会貢献
第4章 年をとると身体はどうなるか―医療と福祉
第5章 高齢者と住宅政策
第6章 騙されない老人になる
第7章 賢く死にたい
著者等紹介
中島健二[ナカジマケンジ]
1939年東京生まれ。京都府立医科大学名誉教授(神経内科)。カナダのウェスタン・オンタリオ大学客員教授。蘇生会総合病院名誉院長、同21世紀健康・福祉研究所所長。京都府立医科大学卒業後、同大学大学院(精神医学専攻)修了。東京逓信病院脳神経外科を経て、秋田県立脳血管研究センター病院長、京都府立医科大学神経内科教授、国立舞鶴病院院長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鵞鳥
1
だまされるのも学び・・・ということなのでしょうか・・・2012/12/17
Masa03
0
まだ先?もう考えるべき? 老後について、何を準備しておくべきか、どう考えておくべきか、などを書いた本。まったく備えのない5,60代以上の人にはお勧めでしょうが、30代で読むとなると、違った感想が。 とりあえず、現状の年金とか社会保障関係はこれから20年くらいある中でどうなるかわからないので置いておきます。 どう考えるか。それはヒントがあるでしょう。自分の人生、考え方が、定年後の生活に回りまわって影響することを考えて生活を送れるか。そんなのなるようになるよ、と思うかは読んだ人次第ですね。2013/11/25
pantyclub
0
題名に魅力を感じて読んだ。反論もあるけど面白い内容。働くことに関してはメンタルで無理があると思う。定年は一つのゴールになるのでリセットが難しいと思う。健康を維持することの重要性は感じる。全ての原点だと思う。喫煙と麻酔の関係には驚いた。確かに昔、手術をした時に禁煙した気がする。介護保険優先の原則は初めて知った。学びの多い本。知らないことが多いと実感させられた。2023/05/01
templecity
0
積極的に人のために動くという事がボケ防止。介護施設で養われている老人がけがをしたら健康保険は使えず、介護保険金をもらっている介護施設が医療費を負担しなければならない。過去に老人の薬漬、医療漬が問題になったことの措置だが、課題ではある。 2016/01/24