内容説明
ブッダ、孔子、老子、ソクラテス、モーセ、イエス、ムハンマド、聖徳太子―あらゆる宗教や思想の基盤を築き、多大な影響を与え続ける八大聖人。生まれた時代も地域も違い、異なる文化を背負いながらも、彼らの教えは「人類を幸福にしたい」という点で根源を同じくする。「モーセ五書」と『論語』の類似、ブッダとイエスの共通点、宗教編集者としての聖徳太子…。八人の生涯や人物像、それぞれの相関関係を、先達の文献も踏まえながら考察する。混迷をきわめる現代だからこそ知っておきたい偉人伝。
目次
第1部 人類の教師たちのミステリー(人類を導いた八人;聖人のライバルたち;人類の教師の誕生;すべては心学から始まった)
第2部 人類の教師たちのプロフィール(ブッダ;孔子;老子;ソクラテス;モーセ;イエス;ムハマンド;聖徳太子)
第3部 人類の教師たちのメッセージ(人類の教師とは何者か;龍と聖人の暗号;人類の品格を考える)
著者等紹介
一条真也[イチジョウシンヤ]
1963年福岡県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。大手広告代理店を経て、企画会社を設立し、プランナーとして活躍。現在は大手冠婚葬祭会社の代表取締役。2008年度より、北陸大学未来創造学部の客員教授を務める。会社経営のかたわら旺盛な執筆活動につとめ、特に哲学・芸術・宗教についての造詣の深さには定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
taverna77
1
8つのカテゴリーに当てはめ、結論ありきで話が進行する。あまり好きでないパターンの本だけど、たくさん知らないこともあって勉強になった。「空」は「こだわるな」の意味とか、龍とは想像上の融合動物で、角は鹿、顔はラクダ、目はウサギ、耳は牛、爪は鷹、手のひらは虎、身体はワニや蛇…2022/01/08
toto99
1
聖徳太子とムハンマドが同時代、のような見方が新鮮だった。2014/08/31
hanet
1
あまり面白いと感じなかったのは僕が八大聖人たちのことを殆ど知らなかったからだろうか。せっかく凄い人達を取り扱っているのだから、もう少し初心者にも伝わり易い内容にしてほしかったというのはある。2011/03/22
たぬき
1
ながめた その程度2009/10/14
Yスキー
1
日本人ってすばらしい! 歴史が好きなんで、楽しく読めました。内容は、ブッダとかキリストとかムハンマドとか聖徳太子とかを比較検証し、共通点類似点を明らかにしたり宗教に寛容な日本人がいかにすばらしいかをといたもの。 1番勉強になったのはムハンマドのイスラム教のとこ。男女不平等で、戒律がきついイメージがあったけど本来はそうじゃないらしい。 コーランでは一夫四妻を認めてるけど、それは当時戦争で夫を亡くした未亡人がたくさんいたから男がそもそも少なくて、その人たちをフォローするための戒律だったんだって。 その2008/05/30
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