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團十郎の歌舞伎案内

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  • サイズ 新書判/ページ数 237p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569699295
  • NDC分類 774
  • Cコード C0274

出版社内容情報

歌舞伎の誕生から四百年、初代から十一代目までの團十郎の生き様をたどると、日本人ならではの感性が発見できる。荒事の力強さ、女形の甘美さ、物語の繊細さ――ドラマより、映画より、演劇より、一流の歌舞伎はこんなにおもしろい!
江戸歌舞伎最高位の名跡を継ぐ役者が、みずからその魅力を紹介。「踊りと舞はどう違うのか」「『勧進帳』の富樫はいつ義経を見破るのか」など、演者にしかわからない体の動き、心の機微もエピソードとともに明らかに。江戸人の遊び心にまみえれば、退屈な人生がもっと豊かになる。
青山学院大学の特別講義、待望の書籍化! 熱烈な歌舞伎マニアを唸らせる蘊蓄もあれば、これから足を踏み入れようという初心者にもうってつけ。最強の歌舞伎入門書ここに誕生!
[内容紹介]荒事の芝居はほんとうに「荒唐無稽」なのか?/なぜ歌舞伎「十八番」だったのか?/千両役者は大金持ち?/倅に伝えたいこと/歌舞伎の名作ウラ話etc.

第1幕 團十郎でたどる歌舞伎の歴史(豪快―初代市川團十郎(一六六〇~一七〇四)
話術―二代目市川團十郎(一六八八~一七五八)
実悪―四代目市川團十郎(一七一一~七八) ほか)
第2幕 歌舞伎ができるまで(歌舞伎には演出家がいない;日本の芸能の源は「楽=遊び」の発想;二足歩行と声と ほか)
第3幕 役者から見た歌舞伎の名作ウラ話(歌舞伎十八番の内『鳴神』;歌舞伎十八番の内『毛抜』;歌舞伎十八番の内『勧進帳』 ほか)

内容説明

歌舞伎の誕生から四百年、初代から十一代目までの團十郎の生き様をたどると、日本人ならではの感性が発見できる。荒事の力強さ、女形の甘美さ、物語の繊細さ―ドラマより、映画より、演劇より、一流の歌舞伎はこんなにおもしろい!江戸歌舞伎最高位の名跡を継ぐ役者が、みずからその魅力を紹介。「踊りと舞はどう違うのか」「『勧進帳』の富樫はいつ義経を見破るのか」など、演者にしかわからない体の動き、心の機微もエピソードとともに明らかに。江戸人の遊び心にまみえれば、退屈な人生がもっと豊かになる。

目次

第1幕 團十郎でたどる歌舞伎の歴史(豪快―初代市川團十郎(一六六〇~一七〇四)
話術―二代目市川團十郎(一六八八~一七五八)
実悪―四代目市川團十郎(一七一一~七八) ほか)
第2幕 歌舞伎ができるまで(歌舞伎には演出家がいない;日本の芸能の源は「楽=遊び」の発想;二足歩行と声と ほか)
第3幕 役者から見た歌舞伎の名作ウラ話(歌舞伎十八番の内『鳴神』;歌舞伎十八番の内『毛抜』;歌舞伎十八番の内『勧進帳』 ほか)

著者等紹介

市川團十郎[イチカワダンジュウロウ]
1946年東京都生まれ。歌舞伎役者。日本大学芸術学部卒業。十一代目團十郎の長男として、53年市川夏雄を名乗り歌舞伎座で初舞台。その後、六代目市川新之助、十代目市川海老蔵を襲名。そして85年、江戸歌舞伎最高位の名跡である十二代目市川團十郎を襲名。急性前骨髄球性白血病のため入退院をくりかえすも、復帰後の2007年3月に歌舞伎公演としては初のパリ・オペラ座公演を成功させるなど、第一線で活躍を続ける。その功績が認められ、日本藝術院賞、名古屋演劇ペンクラブ年間賞、眞山青果賞大賞、芸術祭賞(演劇部門、優秀賞)、菊池寛賞、フランス芸術文化勲章など受賞歴は数知れず、07年4月には紫綬褒章を受章。(社)日本俳優協会財務理事、文化審議会委員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

124
この著者の十二代團十郎は、私と同年で新之助、海老蔵のころから大ファンでした。第一部は過去の團十郎を紹介することでの歴史を、第二部が歌舞伎のできるまで、第三部で歌舞伎の名作といわれている作品紹介などで好きな人にはたまらないのでしょう。私も一気に読んでしまいました。2016/01/24

さきん

23
歌舞伎の歴史から、芝居研究の最先端まで。自分としては、縄文時代から能狂言を通って現在に至る芝居の人間に与える意味を考えるのが楽しかった。ヨーロッパは一神教の影響で天を志向し、飛び跳ねることが多いが多神教な日本は、地を志向し、腰を低く、足踏みも多用するなど。2020/02/09

Yukiho Akechi

18
12代目市川團十郎さんが、母校で講義された内容をまとめた本。なので歌舞伎入門としてとても読みやすいし、一流の歌舞伎役者の目からみた歌舞伎について知ることができてとても興味深いです。特に代々の團十郎の活躍や白粉などのお化粧のお話、有名な演目の裏話のあたりが面白かったです。さらに、團十郎さんが歌舞伎だけでなく、能、人体、人間の進化にまで言及していて、ものすごく知的な方だと思いました。生きているうちに團十郎さんの芝居を見たかった! 蛇足 若かりし頃の團十郎さんの写真が、爽やか坊っちゃんな感じでとても好みだった笑2014/09/23

佐島楓

18
おそらく生まれて初めて「勉強しなきゃ!」という意識からではなく、「ただ知りたい!」という感覚で購入した新書。歌舞伎の入門書には、読みやすいので最適。いいなあ、このお人柄。2012/05/27

mitsu44

14
借り本。十二代目市川團十郎さんの青山学院での講義をまとめたもの。歌舞伎を見たことなく、ほとんど何も知らない自分でも楽しく読めた。聞いたことのあるような話も歌舞伎から来てたんだなーと思った。大事にしたい文化ですね。2017/02/26

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