PHP新書<br> 市民のための裁判入門

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PHP新書
市民のための裁判入門

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  • サイズ 新書判/ページ数 267p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569698618
  • NDC分類 327
  • Cコード C0232

内容説明

裁判員制度の導入により、一般市民にも裁判の知識が必要になった。しかし、そもそも裁判員制度は憲法違反であると著者は言う。憲法が規定する「法律に基づく裁判の原則」が守られず、基準なき裁判となるからだ。このように、裁判を正しくとらえるには、憲法のような原理原則から、着実な理解を積み上げることが求められる。本書は「裁判の意味」「裁判官の独立」「上告と控訴の違い」といった基礎知識から、「蛇足判決」など現代司法の矛盾点まで、知っておきたい事柄を網羅。元判事が親しみやすい語り口で解説。

目次

第1章 そもそも裁判とは何か?
第2章 司法権の位置づけ
第3章 裁判権の基礎
第4章 裁判所とはどのような組織なのか
第5章 裁判の手続
第6章 裁判員制度

著者等紹介

井上薫[イノウエカオル]
昭和29年東京都生まれ。東京大学理学部化学科卒、同修士課程修了。民間の研究所に就職後、独学で司法試験に挑戦し合格。昭和61年判事補、平成8年判事任官。司法行政の裁判干渉に抵抗し、裁判官の独立を守り抜いたことで知られる。平成18年判事退官。平成19年弁護士登録(東京弁護士会所属)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Masa03

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判例に従うのは憲法違反なの。 裁判。おそらく大多数の国民が避けて通りたいモノ。もちろん、トラブルに巻き込まれたときに自分の身を守ってくれる最後の砦でもあり、皆それを知っている。知っていても、裁判所、に良いイメージを持つ国民はそう多くはないだろう。 一応、そこそこの会社で働いていて、一時審査とか与信的な部署に居たこともあるので、法律はそれほど縁遠いわけでもない。なので個人的にはそれほど悪い印象ば…(ブクレコからインポート、全文はコメントに掲載されています)2016/04/15

四季 彩

0
前半はそれなりに裁判入門の本となっていたが、後半から自らの論理を展開して裁判及び司法行政を批判する本となった。批判する点が多々あるのは分かるが、入門と銘打っているのに"入門者に最初から"自分の論を押し付けるあたり、この本タイトルは詐欺に近いと思う。せめて"市民に知らせたい裁判とその問題点"とかにしたほうが良いかな。2014/05/14

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