内容説明
サンタ・モンデガで起きた5件の殺人事件。無法地帯のこの町では、事件自体珍しくないのだが、この5件に関しては違っていた―被害者はみな、この世のものとも思われない死に方をしている。マイルズ・ジェンセンは殺人事件を捜査するため、無法の町サンタ・モンデガへ赴く。捜査を進めるなか、何の接点も、関係もないと目されていた5人には共通点があった。それは、匿名希望の作者が書いた『名もなき書』という本を図書館で借りていたということ…。また、「月の目」と呼ばれる青い石を追って二人の修道士が町を訪れるのだった。
著者等紹介
成川裕子[ナリカワヒロコ]
1951年沖縄に生まれる。1975年香川大学経済学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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L_apis
4
2/3過ぎたあたりから面白いかもと思えるようになった。 多分最初から面白いんだと思うんだけど、登場人物が下品で暴力的で、人が死ぬ時の描写もスプラッタで、読むのをやめようかと思った。考えてみたらこういうキャラクターの本って読んだことないかも。これがハードボイルド?? 内容としては、月の目という石が盗まれて、それを追う修道士2人、石を狙う荒くれ者達、連続殺人事件を追う警察2人、得体のしれない殺人鬼、といった登場人物が入り乱れるお話。場所は地図上にはないとされる曰く付きの土地。下巻はどうかなぁ。2024/10/10
めめ
2
図書館にて読んだ本。謎解きが気になって読んだ。2017/01/10
熊猫
2
地図にない街で修道士と無法者と謎の男が大虐殺。 感想は下巻で。2014/08/19
のんの
1
1回目の登録は、セットでしたので、再読。この独特の装丁がいいんだよなぁ…ちょいちょい、思い出しながら読んだ。2023/10/23
たみ
1
背表紙に惹かれて図書館で借りました。無法地帯の町サンタ・モンデガを舞台にしたスプラッタ・ホラー。作中に出てくる『名もなき書』に合わせてか著者名もアノニマス(匿名希望)となっています。2016/07/17