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間違いだらけの「いじめ」対策―傍観者を変えれば「いじめ問題」は解決する!

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569697512
  • NDC分類 371.45
  • Cコード C0030

内容説明

自ら命を絶つ子どもたちが後を絶たない。クラス全員が1人の生徒を長い間執拗にいじめ、自殺に追い込むケースが増えている。被害者が自殺をするたびに、学校側が事実を隠べい、マスコミが騒ぐことの繰り返し。国の将来を担う子どもたちをこれ以上「いじめ」で死なせてはならない。では、どうするか。いじめがここまで悪化したら、もはや教職員だけの力ではどうにもならない。学校全体、親、地域社会を含めた解決策(いじめ防止プログラム)が必要である。本書は、加害者と被害者に対応するだけではなく、「傍観者」を変えなければならないと主張する。米国のいじめ対策などの事例をもとに、生徒や教職員が具体的に取り組むべき方法論を紹介する。

目次

第1章 “傍観者”が残酷ないじめをエスカレートさせる
第2章 自殺、復讐―“被害者”の心理を分かつもの
第3章 無視、無関心、煽り―“傍観者”の心理
第4章 いじめ問題・解決のヒントは傍観者にあり!
第5章 いじめを隠べいする学校“第二の傍観者”だ
第6章 いじめ問題―大人ができること、やるべきこと

著者等紹介

矢部武[ヤベタケシ]
1954年埼玉県生まれ。ジャーナリスト。70年代半ばに渡米し、アームストロング大学で修士号を取得。帰国後、米紙「ロサンゼルス・タイムズ」東京支局記者等を経てフリーに。銃社会、人種差別、貧困格差など米国深部に潜むテーマを抉り出す一方で、いじめ、少年犯罪、教育問題などを比較文化・社会的に分析し、解決策をさぐる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

もん

1
確かに加害者を変えるより傍観者の意識を変えて、いじめを容認しない学校社会をつくる方が現実味がありますね。いじめは悪ですが、まず長期的ないじめさえ撲滅すれば自殺まで追い込まれる子どもも減るんじゃないでしょうか。一過性のいじめはそこから立ち直り、その経験を他に活かせる点でまだ救いようがあります。それでも周りの人間がどれだけその子の自尊心を回復してあげられるかが重要になると思います。2009/12/12

サムライマニア

0
★★★★☆書かれているいじめの内容が酷すぎて、途中で何度もやめそうになった、、。クラスの傍観者に注目したのは鋭いと思う。2016/10/03

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