内容説明
なぜ日本にはgoogleが誕生しなかったのか。なぜ日本にはルイ・ヴィトンを超えるブランドがないのか。なぜ日本では中高年男性の自殺が異様に多いのか。それは「出る杭」思考がないからだ。頭の使い方が因循的な「おじさんカルチャー」を脱しきれず、新しい価値を創造しようと思わないのである。いまこそ、画期的なアイデアや技術で社会を変えるイノベーションが必要とされている。そのために何をすべきか。米国で長く医学部教授として活躍し、内閣特別顧問を務める著者が大胆に語る。
目次
第1章 グローバル時代に何が起きているか(後戻りできないフラット化がはじまっている;アメリカの経験をもとにして、「外」から見た日本 ほか)
第2章 イノベーションは繰り返される―発想転換の歴史物語(ビッグバンのはじまりは産業革命;鉄鋼が巨大都市の出現を可能にした ほか)
第3章 「出る杭」になることを怖れるな(海外に友人をつくることの必要性;第五次パラダイムシフトの秘密 ほか)
第4章 何がイノベーションを妨げるのか(知の構造化;日本のビジネス風土を考える ほか)
第5章 イノベーションを起こすための二〇の心得(「ブランディング」が死命を決めると心得よ;社会全体を見据えたゴールを ほか)
著者等紹介
黒川清[クロカワキヨシ]
政策研究大学院大学教授、内閣特別顧問。東京大学医学部卒、同大学院医学研究科修了(医学博士)。1969年~84年在米、ペンシルバニア大学医学部生化学助手他を経て、79年カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)医学部内科教授。89年東京大学医学部第一内科教授、96年東海大学医学部長他を経て現職。国際科学者連合体の役員、委員を務め、幅広い分野で活躍。WHOコミッショナー、日本医療政策機構代表理事。2003年~06年日本学術会議会長、内閣府総合科学技術会議議員、06~07年イノベーション25戦略会議座長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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