内容説明
今日、サムスン電子、LG電子、現代自動車、ポスコなどの韓国企業の躍進は目覚しい。いまや日本経済に追いついたかに見える韓国経済。しかし、日本への「キャッチアップ」といえば聞こえはいいが、歴史的に見れば、日本の製品、サービス、技術、文化、知的財産などを「パクリ」まくった結果である。1997年のアジア通貨危機によるIMF(国際通貨基金)の構造改革で、成長路線に復帰したが、その背景には何があったのか。一方で、グローバル化(アメリカ化)された韓国経済にも不安な面が散見される。ウォン高、高騰する不動産価格、著作権を無視したコンテンツづくり、強すぎる労働組合…。それだけではない。世界トップを走る美容整形、度を越した海外養子縁組、拡大を続ける売春産業。資本主義にもいろいろあるが、中でも韓国式資本主義には興味がつきない。その近未来を探り、進み行く方向性を示唆する。韓国経済を「過去」「現在」「未来」の時系列で解き明かす。
目次
第1部 過去(日本に追いつき、追い越したい;IMFの信託統治国韓国のモデルチェンジ)
第2部 現在(韓国における知財ビジネス最前線;韓国輸出製造業に見る「大丈夫か?」;バブルに踊る不動産・金融産業;奇怪な韓国有路なる産業)
第3部 未来(日本企業の韓国「包囲網」;大中華経済圏への道)
著者等紹介
三橋貴明[ミツハシタカアキ]
中小企業診断士。1994年、首都大学東京(旧:東京都立大学)卒業。外資系IT業界数社に勤務。2005年、中小企業診断士を取得。通信業界に対し、企業の財務分析に基づく提案型コンサルティングを推進するかたわら、国民経済計算、国際収支などの国家の経済指標に財務分析の手法を応用、各国の経済分析や執筆活動に従事する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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