PHP新書<br> その日本語が毒になる!

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PHP新書
その日本語が毒になる!

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  • サイズ B40判/ページ数 198p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569695419
  • NDC分類 810.4
  • Cコード C0295

内容説明

本格的なネット時代を迎え、ますます過激化する一方の「言葉の暴力とウソ」。食品だけでなく、何気ない日常会話にも、偽装と毒はひそんでいる。「何様のつもりだ」「おまえが言うな」「いかがなものか」「だから日本人は」「生理的にキライ」「不正はなかったと信じたい」―言っても言われても、心が傷つく不用意な言葉の数々。ミステリー作家の著者が日本語特有の落とし穴を鋭く指摘し、人格急変のトリックも浮き彫りにしながら綴る、殺伐とした世の中で自分の心を守るための目からウロコの精神衛生本。

目次

第1章 人は言葉で病気になる―ネットの病理は昔からある人間の本質だ
第2章 人間性を疑われる日本語―言葉で人を攻撃しているときがもっとも見苦しい
第3章 普通のようで変な日本語―何気なく使ってしまう言葉にひそむ落とし穴
第4章 怖がりながら使う日本語―そんなに相手の反応が恐ろしいのか
第5章 人格のトリックを知る―白から黒へと人の性格が急変するほんとうの理由
第6章 人は言葉で健康になる―クスリになる日本語を常備しておく

著者等紹介

吉村達也[ヨシムラタツヤ]
1952年生まれ。一橋大学商学部卒業。75年よりニッポン放送勤務。ディレクター、編成プロデューサーを経て、83年から89年まで扶桑社で書籍編集長などを務め、90年より専業作家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kaz

4
日本語が難しいのではなく、言葉を使うということが難しいのだと感じた。相手を慮りながら、自分の意思も適切に伝える。そんなことが出来たなら・・・。私はいつも、言葉で失敗をするので、反省しきりの一冊でした。2016/11/08

鉄人28号

4
☆☆ ネットが普及した現在では、本物と偽物を見極める力がないとデタラメな言論を信じて間違った方向に暴走してしまうことになるという意見はその通りだと思う。「だ・である調」より「です・ます調」の文章の方が書いている人間が偉そうに感じられるという指摘、「人は対立する性格因子の両方を必ず持ち合わせている」という説には、なるほどと思った。罪と罰を区別して考える必要があるという意見にも賛成である。方言の敬語は堅くなく自然な会話に溶け込みやすいということは常々私も思っていることである。2016/09/29

澱緑

2
若者による言葉の乱れはあるが、言葉の進化ともとれるのかと気付かされた一冊。

けいろー

1
普段から使っている日本語に主題を置いているだけあり非常に興味深く、またおもしろかった。言葉を単体としてその意味を考えるのではなく、それを発する側と受ける側、人間の心理状態、相互関係など、多角的に説明・指摘が成されていて理解しやすい。本書に書かれていることは、いちいち気にするほどのことでもないとも言えるかもしれない。だが、普段とは違った見方で、「日本語」の意味について考えてみるのもおもしろいと思う。

かめかめ

1
言葉は恐いものです。 特にネット・コミュニケーションではその匿名性のために、誹謗中傷がなされたり、また“荒らし”と呼ばれる書き込みなどにより閉鎖される掲示板やブログがたくさんあります。 作者はこの本質を鋭くついています。 『ネット・コミュニケーションでは、発信側の表現力ではなく、受信側の人格や心理状態によって、文章から受ける印象が一変する』  のです。 また、ネットでの発言が(ネットに接続さえできれば)誰でも簡単にでき、それ故に書き込んだ内容の質的なチェックがなされず、結果として言論の質の大きな低下を2008/06/23

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