内容説明
学生時代、セフレのつもりでつきあっていた瑛子を不用意に妊娠させた増岡大輔は、双方の親の手前、「できちゃった婚」を余儀なくされる。だが時間が経つほどに、「子供ができた、即結婚」というコースを安易に選択した後悔が募る。そして結婚五年目、ついに大輔は妻子を捨てる前提で、女子大生キャバクラ嬢との浮気に走る。彼女との人生こそ、自分の新たな夢だと信じて。殺人事件に巻き込まれる運命が待っているとも知らずに…。
著者等紹介
吉村達也［ヨシムラタツヤ］
１９５２年東京生まれ。一橋大学商学部卒業。７５年よりニッポン放送勤務。ディレクター、編成プロデューサーを経て、８３年より８９年まで扶桑社の書籍編集長。９０年より専業作家に（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そのぼん
12
タイトルのイメージが爽やか系だったので、そういう話を期待して読み始めたのですが、これは…。一組の夫婦を中心に巻き起こるドタバタストーリーでした。なんだか、メインになっている夫婦が二人とも幼稚な感じがしました。しっかりしろよ！と言いたくなりました。2012/02/14
みんと
9
本当は★1つにしたいくらい、気分が悪くなった。 夫や妻、夫の愛人、愛人が働く店の客、そして妻の昔の恋人。 それぞれが皆、自分勝手な言い分ばかりで、優しさの欠片も感じられない。 何よりも腹がたったのが、大輔も瑛子も一人息子の亜輝をできちゃった婚を理由に邪魔者扱いし、この子さえいなければと妄想を抱く。 年老いた母を悲しませる息子、自分のことのように心配してくれる義母を罵倒する鬼嫁。 最後に取って付けたような宝くじの当りの話も最後にうまく話をまとめようとしたのかもしれないが白々しくてあまりにも嘘っぽい。2013/03/16
はるこ
8
夢のある話かと期待したのだけど、むちゃくちゃ。気分が悪い。問題にしているできちゃった婚が、というよりも登場人物の性格や感情の波に嫌悪感。2013/12/28
boo00ta
7
題名に惹かれて手にとりました。 でもＤ大輔、Ｒ玲花、Ｅ瑛子、Ａ亜輝、Ｍ増岡の頭文字からきてるって知って。明るくてあたたかい印象かと思いきや大人たちは好き勝手やってて結局一組の家族を中心に崩壊していって。投げ出しそうになりながら読み切った感じです。 確かに、できた、と、できちゃった、って同じ生まれるでも180度違う言い回し。亜輝がこれからの人生を楽しく笑顔で過ごせていけたらイイのにな。2013/02/25
優明
7
登場人物がみんな自分勝手で、これじゃ上手くいくはずが無いと思った。出来ちゃった結婚がみんなこうだとは思わないけれど、子どもが子どもを作ってはいけないと改めて思った。2011/01/30
