内容説明
日本文明を支える「心の歴史」とは何か。
目次
第1章 国が滅ぶとき、生き残るとき(日本文明の奥底を流れるサイクル;歴史が「国家存続の知恵」を教えてくれる;「満つれば欠ける」これが必然の法則)
第2章 こうやって日本は危機を乗り越えてきた(守らねばならない「ぎりぎりのもの」;対談 ペリー来航がもたらした「日本の覚醒」(川勝平太)
日清戦争に見た国家存立の気概
三等国が超一等国の大英帝国との同盟に成功(渡辺昇一)
日露戦争は「独立戦争」だった)
第3章 「日本が悪」という思い込みから脱却する(ポーツマスで勝ち取った国家の理念;満州事変をとらえなおす;満州経験は戦後の日本につながった(渡辺昇一)
連勝を止めた内なる原因)
第4章 戦後の日本のかたちとは―(対談 寄合内閣をまとめた「心の絆」(童門冬二)
日米戦争がアジア独立につながった
戦後からの立ち上がり
いま日本に必要な強力なリーダー(童門冬二))
著者等紹介
中西輝政[ナカニシテルマサ]
1947年、大阪生まれ。京都大学法学部卒業。英国ケンブリッジ大学歴史学部大学院修了。京都大学助手、三重大学助教授、スタンフォード大学客員研究員、静岡県立大学教授を経て、京都大学大学院教授(総合人間学部教授を兼任)。専攻は国際政治学、国際関係史、文明史。平成14年正論大賞受賞。著書に、『大英帝国衰亡史』(毎日出版文化賞・山本七平賞、PHP文庫)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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