内容説明
清水寺、高台寺、八坂神社、そして南禅寺から銀閣寺へ―。誰もが訪れたことのある定番の観光コースにも、くりかえし足を運ばなければわからない奥深さがある。清水寺なら早朝六時。まだ明けやらぬ舞台に立ち、ようよう白くなりゆく街を眺める清爽さは格別だ。あるいは世継地蔵の上徳寺、送り鐘の矢田寺、苦抜地蔵の石像寺…観光客が訪れない、普段着の小さな寺社にこそ、古都の素顔がかいま見える。五〇〇を超す寺社を全踏破!歴史、逸話、みどころ―京都を知り尽くすための徹底ガイド。
目次
1 東山山麓の寺社―北行(左京区)
2 洛北の寺社―東域(左京区)
3 東山山麓の寺社―南行(東山区)
4 洛中の寺社―市街中央(下京区・中京区)
5 洛中の寺社―御苑四周(中京区・上京区)
6 洛中の寺社―西陣・北野界隈(上京区)
著者等紹介
山折哲雄[ヤマオリテツオ]
1931年サンフランシスコ生まれ。東北大学文学部卒。国立歴史民俗博物館教授、京都造形芸術大学大学院長、国際日本文化研究センター所長などを歴任
槇野修[マキノオサム]
1948年東京生まれ。慶應義塾大学文学部卒。朝日新聞社出版局、ダイヤモンド社で雑誌や書籍の編集に携わり、80年に編集工房「離山房」設立。主に近現代の時代・文芸考証をテーマに編集や執筆活動をおこなう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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