出版社内容情報
心理カウンセラーが教える上手な聞く技術。
技術に溺れるな。「こころ」を身につけよ。本書では、心理カウンセラーが相手といい関係を築ける、本当の「聞く技術」を解説する。
あなたは、悩んでいる人を助けようとするとき、「教えてやろう」「気づかせてやろう」「つきとめてやろう」「気分転換してやろう」「とりあえず切り抜けよう」という自分本位の考えで接していませんか? 実は、この5つの考え方が「人の話を聞くこと」、また「相手とのコミュニケーション」を妨げているのです。
▼本書では、この5つの考え方をもとに、よりよい人間関係を築くための上手な聞き方・35のポイントをプロカウンセラーの著者がわかりやすく解説します。
▼「都合の悪い話を聞くことからコミュニケーションが始まる」「聞くことは無力感を味わうこと」「人間関係では勝てば勝つほどに孤独になる」「対等であることで人は心を開く」など、目からウロコが落ちるヒントが盛りだくさん。「コーチング」や「カウンセリング」などの難しい理論や技術を知らなくても、家庭や職場など身近な人間関係において「聞く」ことが実践できる方法をプロが紹介します!
●第1章 聞かないトラブル
●第2章 話を聞き、心を聞く技術
●第3章 聞くための心のもちかた
●第4章 聞くことで養われる人間性
●第5章 聞くことで得られる大切なこと
目次
第1章 聞かないトラブル(ついついやってしまうおきまりのパターン―「何とかしてあげよう」のその心が部下との関係を悪くする;心が離れてゆく対応のパターン―間違った大人対応が妻と子の心を閉ざしてしまう ほか)
第2章 話を聞き、心を聞く技術(「沈黙」が聞くことの基本―自分本位の話し手をやめ、相手本位の聞き手になる;「あいづち」は心を引き出す作用をはたす―コミュニケーションは話の内容よりも声の調子と態度が大事!? ほか)
第3章 聞くための心のもちかた(聞くことは無力感を味わうこと―カウンセラーが満足感と共に終わるのはカウンセリングとはいえない;まず変えようとするな。わかろうとせよ―強制的に相手の心を変えようとするとかえって相手は変わろうとしない ほか)
第4章 聞くことで養われる人間性(価値観の違う相手とコミュニケーションをとる方法―「相手を受け入れ、自らが変わろうとする勇気をもつ」こと;自分の欠点を認められる人は、他人の欠点も認められる―自分の弱さを認めてくれる人に人はついていく ほか)
第5章 聞くことで得られる大切なこと(一体感の押しつけから離別感の関係へ―「間違っている」のではなく、「違っている」だけ;固定観念からの解放―相手への非難は自分の固定観念から生まれる ほか)
著者等紹介
林恭弘[ハヤシヤスヒロ]
1964年生まれ。兵庫県宝塚市出身。日本メンタルヘルス協会心理カウンセラー・講師。幼児教育から企業を対象とする人事・教育コンサルタントまでたずさわった後、現日本メンタルヘルス協会代表衛藤信之氏に師事。カウンセリング活動の他、東京・名古屋・大阪・福岡での同協会主催の心理学ゼミナール講師、企業・学校・各種団体を対象とした講演会・研修会講師として活動。「活力ある社会と、優しい家庭を創造する」をテーマに、日本の理論中心の心理学に代わり、新しい切り口として企業活動、また日常生活に実践的ですぐに役立つ心理学を紹介しながら、各方面にて活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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