出版社内容情報
中国古典の名言に凝縮された生き方の知恵。
競争社会を生き抜くには? 人を動かす心理術とは? 『史記』や『論語』『菜根譚』など、中国古典の名言に学ぶ生き方のヒント。
「人間万事、塞翁が馬」「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」など、日常、何気なく使っている言葉には、中国古典が出典となっているものが少なからずあります。それらをひもといてみると、2000年以上も前の言葉でありながら、現代を生きる私たちにとって、とても役に立つ知恵が含まれていることがあります。
▼本書では、中国古典の言葉を抜粋し、その言葉のもつ意味や教えを、現代生活に役立つヒントとして平易に解説しています。
▼「囲師は周するなかれ」=人と議論するときでも、相手を追いつめてはいけない。「兵形は水に象(かたど)る」=戦うための組織は、水のように柔軟性を持たせたほうがよい。「事の理に因るときは、労せずして成る」=命令で強制するよりも、相手がすすんで動く状況をつくりだしたほうが成功する。
▼人間関係を円滑にする知恵から、戦いに勝つための心得、人を自在に動かす秘訣など、さまざまなシーンで役立つヒントが満載です。
●第一章 人間関係を円滑にする知恵
●第二章 戦いに勝つための心得
●第三章 人を自在に動かす秘訣
●第四章 信念を持って生きるための気がまえ
●第五章 心豊かに生きる法
内容説明
『論語』から『孫子』『三国志』まで、現代生活に役立つ知恵が詰まった金言の数々。
目次
第1章 人間関係を円滑にする知恵(士は己れを知る者の為に死す;いかんぞ人の邑中の賢大夫の権を奪わんや ほか)
第2章 戦いに勝つための心得(遠慮なければ近憂あり;彼を知り己れを知れば百戦殆(危)うからず ほか)
第3章 人を自在に動かす秘訣(事の理に因るときは、労せずして成る;その身正しからざれば令すといえども行なわれず ほか)
第4章 信念を持って生きるための気がまえ(千万人といえども、われ往かん;断ずべくして断ぜざれば、かえってその乱を受く ほか)
第5章 心豊かに生きる法(衣食足りて礼節を知る;むしろ貧賤にして世を軽んじ、志を肆にせん ほか)
著者等紹介
村山孚[ムラヤママコト]
中国古典関係の著述、中国研究、経営評論などにたずさわる。1920年新潟県生まれ。徳間書店出版局長、日本生産性本部出版部長などを歴任。中国の月刊誌『人民中国』顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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