出版社内容情報
凶悪事件がやまない現代社会。しかし、犯罪が起こる場所には「共通点」がある。それを押さえていれば、事件に巻き込まれずに済む!
内容説明
続発する児童殺傷事件、通り魔事件、地域の身近な事件…。しかし、犯罪は予測できれば防げる!常識をくつがえす「場所で防ぐ」という発想。
目次
第1章 「不審者」を探していては、犯罪を防げない―犯罪原因論の呪縛を解く(イギリスには不審者がいない?;不審者とはどういう人か ほか)
第2章 「危ない人」から「危ない場所」へ、発想の転換を―犯罪機会論が生活を守る(心を治せなくても、場所を直せば、犯罪は防げる;危険な場所のキーワードは「入りやすい」「見えにくい」 ほか)
第3章 犯罪予防に強い「人づくり」と「街づくり」―地域安全マップで潜在力を引き出す(正しい地域安全マップと間違った地域安全マップ;こんな場所が危ない―地域安全マップづくり紙上授業 ほか)
付章 実践なき理論は無力であり、理論なき実践は暴力である(犯罪機会論の一〇原則;イギリスの実践をかいま見て―注目施策ピックアップ ほか)
著者等紹介
小宮信夫[コミヤノブオ]
立正大学文学部社会学科教授(社会学博士)。中央大学法学部法律学科卒業。ケンブリッジ大学大学院犯罪学研究科修了。法務省、国連アジア極東犯罪防止研修所、法務総合研究所などを経て現職。専攻は犯罪社会学。地域安全マップの考案者。現在、東京都「地域安全マップ専科」総合アドバイザー、青森県「防犯環境設計アドバイザー」、群馬県「生活安全教育アドバイザー」、長崎県「安全・安心まちづくりアドバイザー」、沖縄県「地域安全マップコンクール」審査委員長。このほか、宮城県「地域安全マップづくり講習会」、栃木県「安全で安心なまちづくりリーダー養成教室」、新潟県「防犯リーダー養成講習会」、岡山県「地域安全マップ指導者養成講座」、島根県「地域安全マップ研修会」、福岡県「防犯リーダー養成講座」、特別捜査幹部研修所、警察大学校などの講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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