出版社内容情報
アメリカの対中政策の実態を明らかにした書。
なぜアメリカは中国の一党独裁政治を黙認しているのか。政府中枢・財界・学界の誤った中国観を克明に描いて反響を呼んだ書。
元『ロサンゼルス・タイムズ』のベテラン外交記者の最新作。戦後、アメリカの歴代政権並びに財界、学界は、共産中国をどのような存在と位置づけ、どのような外交戦略を展開してきたかを克明に分析しつつ、親中国派エリートたちの誤った中国観を痛烈に批判した書。2007年2月にアメリカで出版後すぐに話題を呼び、著者は連邦議会の公聴会でも「アメリカの対中政策は誤った中国観に基づいて進められてきた」と持論を展開して注目を集めた。
▼では、アメリカの対中政策の何が間違っているのか。それは「経済が発展すれば、中国もやがて民主化する」
●はじめに ――外から中国を見れば
●第1章 第三のシナリオ
●第2章 切り捨て用語集
●第3章 スターバックス神話
●第4章 Pファクター
●第5章 オリンピックがやってくる
●おわりに ――どちらがどちらを統合するのか
●謝辞
●あとがきに代えて ――中国はどこへ向かうのか
内容説明
アメリカの政府も経済界も学界も「中国は、経済が成長すれば民主化する」というが、それは幻想にすぎない。元『ロサンゼルス・タイムズ』のベテラン外交記者が親中国派エリートたちの誤った中国観を痛烈に批判。米国内で物議をかもしている話題の書。
目次
はじめに―外から中国を見れば
三のシナリオ(アメリカの公式見解は「気休めのシナリオ」;「二歩前進一歩後退」という決まり文句 ほか)
第2章 切り捨て用語集(「中国叩き」「中国叩き屋」;「反中国」「反中的」 ほか)
第3章 スターバックス神話(きわめて単純な中国の将来像;中国の都市住民が民主主義を怖れる理由 ほか)
第4章 Pファクター(中国流のホワイトハウス操縦法;ニクソンが使った騙しのテクニック ほか)
第5章 オリンピックがやってくる(テレビが流す中国映像のリスト一覧;「気休めのシナリオ」に沿った映像だけ流れる ほか)
おわりに―どちらがどちらを統合するのか
著者等紹介
マン,ジェームズ[マン,ジェームズ][Mann,James]
長く『ロサンゼルス・タイムズ』の外交専門記者として活躍。現在、米戦略国際研究センター(CSIS)所属のシニア・ライターとして、『ニュー・リパブリック』誌、『アトランティック・マンスリー』誌、『ワシントン・ポスト』などに論考を発表し続けている
渡辺昭夫[ワタナベアキオ]
(財)平和・安全保障研究所副会長。東京大学・青山学院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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