出版社内容情報
明智光秀を本能寺へと駆り立てた真の理由とは。
足利将軍か、朝廷か、はたまたバテレンか。黒幕説飛び交うその裏で、一人の男の影が浮上した……。光秀の憂鬱、そして信長の誤算とは。
決断をためらう明智光秀の、背中を押した影の男とは?
▼「ときは今天が下しる五月哉」。挙兵三日前、愛宕百韻で本能寺急襲のひそかな野望を詠んだといわれる光秀だが、いまだこのとき、謀叛を決断していなかったことが新発見の書状で明らかになった。そんな光秀を追いつめた張本人はいったいだれ!?
▼足利将軍か、朝廷か、はたまたバテレンか。黒幕説飛び交うその裏で、一人の男の影が浮上した。斎藤利三。他家を出奔し明智家家老にまでなった勇者には、信長を許せない複雑な事情があった。
▼長宗我部元親、三好康長、羽柴秀吉、織田信孝。四国情勢
●はじめに ――本能寺の変はどのように論じられてきたか
●第一章 信長と光秀の天正八年
●第二章 破断への予兆
●第三章 光秀を追いつめた信長の四国国分令
●第四章 本能寺の変の仕掛け人、斎藤利三
●第五章 「不慮謀叛」ついに決行さる
●終章 本能寺の変とはなんだったのか
内容説明
「ときは今天が下しる五月哉」。三日前にそう詠んだ光秀だが、いまだこのとき、謀叛を決断していなかったことが新発見の書状で明らかになった。そんな光秀を追いつめた張本人はいったいだれ!?足利将軍か、朝廷か、はたまたバテレンか。黒幕説飛び交うその裏で、一人の男の影が浮上した。斎藤利三。他家を出奔し明智家家老にまでなった勇者には、信長を許せない複雑な事情があった。長宗我部元親、三好康長、羽柴秀吉、織田信孝。四国情勢をめぐって濃密に絡み合う人間関係に、翻弄される光秀、そして信長の誤算とは。
目次
第1章 信長と光秀の天正八年
第2章 破断への予兆
第3章 光秀を追いつめた信長の四国国分令
第4章 本能寺の変の仕掛け人、斎藤利三
第5章 「不慮謀叛」ついに決行さる
終章 本能寺の変とはなんだったのか
著者等紹介
桐野作人[キリノサクジン]
1954年鹿児島県生まれ。歴史作家。立命館大学文学部卒業。歴史関係の出版社編集長を経て独立し、編集プロダクションを設立。作家としては戦国時代、幕末維新から中国史まで幅広く扱い、豊富な史料に裏打ちされたその鋭い視点は学界からも高く評価されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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金吾
憲法記念日そっくりおじさん・寺9条
Book Lover Mr.Garakuta
Yoshikazu Nagai
冬至楼均