出版社内容情報
意外と知らない、地球に最も近い天体を探る!
今からおよそ400年前の1609年、イタリアの科学者ガリレオ・ガリレイは、自作の望遠鏡で月を見ました。目に入ってきたクレーターだらけの月面は、想像をはるかに超えたものでした。それから360年後の1969年には、アポロ11号が人類初の有人月面着陸に成功しました。その後も月の探査は続けられ、2007年から2009年にかけては、日本の月探査機「かぐや」が、月の成り立ちや月の内部の解明に役立つ多くのデータを集めました。
月は地球の4分の1強の大きさがあります。回っている惑星に対する大きさの比がこれほど大きな衛星はほかにありません。わたしたちにとっては見慣れた身近な天体ですが、じつはとてもめずらしいふしぎな天体なのです。本書では、月がどんな世界で、どんなすがたをしているのか、どのように誕生したのか、天体としてどのような動きをしているのか、などについて、写真とイラストでわかりやすく解説しています。
内容説明
昼は130度で夜は-170度、自転と公転に周期が同じ。意外と知らない身近な天体を探る。
目次
1章 すがた(はじめて月に行った人たち;月はなぜ明るく見えるの?;月の表面を見てみよう! ほか)
2章 うごき(月のひと晩の動きを見てみよう!;地球の自転と月の見え方;月の日ごとの動きを見てみよう! ほか)
3章 ぶんか(月の動きと暦;世界の神話にえがかれた月;今も人びとに愛される月 ほか)
著者等紹介
縣秀彦[アガタヒデヒコ]
1961年長野県生まれ。東京大学附属中高教諭などを経て自然科学研究機構国立天文台准教授・天文情報センター普及室長。専門は天文教育(教育学博士)。日本天文学会天文教材委員長、科学の鉄人実行委員長ほか。研究テーマは研究機関からの学校教育支援に関する実践的研究など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tetsu
竜王五代の人
さお
まとり