とっておきのどうわ
あるくのがきらいな王さまのはなし (新装改訂版)

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  • サイズ A5判/ページ数 61p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784569689654
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8393

出版社内容情報

王さまの馬車が使えなくなり……さあ、大変!

あるくのがきらいな王さまは、外へ行くには必ず馬車に乗ります。ところが、初めてお姫様に会いにいく日に馬車が使えなくなり……!?

あるところに、あるくのがきらいな王さまがいました。あるくのは、お風呂に入るときか、お手洗いに行くときくらい。お城の外には、いつも馬車で出かけます。

▼ある日、王さまが、隣の国のおひめさまに会いに行こうとすると、馬車が使えなくなってしまいました。しかたなく、王さまは大臣たちが担ぐはしごに乗って、待ち合わせ場所に向かいました。

▼ところが、数時間待っても、おひめさまは現れません。そこへ隣の国の大臣が大慌てで走ってきて、おひめさまが蜂に襲われたというのです。おひめさまはあるくのが好きで、どこへ行くにも馬車を使いません。今日も歩いて待ち合わせ場所に向かい、途中で王さまのために花を摘んで花束を作っていたというのです。

▼それを聞いた、あるくのがきらいな王さまは……!?

▼“あるくのがきらいな王さま”と“あるくのが好きなおひめさま”の対照的な人物設定がおもしろい幼年童話。

内容説明

ある日、あるくのがきらいな王さまは、となりのくにのおひめさまにあいにいくことになりました。ところが、馬車がつかえなくなってしまい…。小学1~3年生向。

著者等紹介

松野正子[マツノマサコ]
1935年、愛媛県に生まれる。早稲田大学第一文学部国文科卒業後、コロンビア大学大学院で図書館学を学ぶ

岡田淳[オカダジュン]
1947年、兵庫県に生まれる。神戸大学教育学部美術科卒業。『放課後の時間割』で日本児童文学者協会新人賞、『学校ウサギをつかまえろ』(以上、偕成社)で同協会賞、『扉のむこうの物語』で赤い鳥文学賞、「こそあどの森の物語」シリーズ(以上、理論社)で野間児童文芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

pocco@灯れ松明の火

9
偲ぶ会:あるくのがきらいな王さまは、となりの国のお姫様にお会いになりたいと思って・・・。>>「理想と現実にはギャップがツキモノ。理想と違うからこそ生まれる発見って素敵!」そんな先生の声が聞こえてきそう。誰かに出会って自分が変わり、人を通して新しく知れる楽しみ!一期一会って素晴しいな!2012/04/30

ととろ

3
`こんな素敵なお話が、40年も前に本になっていたとは…。子どもの頃に読んでいたら、ずっと忘れられなかっただろうな…いい話は、何年たっても、古ぼけない…そう思わせてくれる本。岡田淳さんの絵もいい!面白くて、楽しくて、ちょっとドキドキして、でも最後はちゃ~んと収まるところに収まる…これぞ絵本の王道。絵本からの卒業にもピッタリ。たくさんの子供たちに出会ってほしい!2018/07/15

うちのたま知りませんか

3
なっつかしい! 何度も読んだなぁ2016/06/10

のん@絵本童話専門

1
歩くのが嫌いな王さまが隣の国のお姫様に会いに出かけます。隣の国のお姫様もまた極端な方で、歩くこととお花が大好きで人々は馬車が使えないほどでした。そんなお姫様が王さまにあげたいと花を摘んでいたら、ハチたちの怒りをかってしまい…お互いの極端さが相手を想う気持ちで矯正されます。松野正子さん×岡田淳さんという素晴らしいお二方の共作❤古き良き日本の童話が好きなので、楽しく読みました❤低~中学年向き童話2021/07/26

こすもす

1
星5つ2020/03/11

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