出版社内容情報
王さまの馬車が使えなくなり……さあ、大変!
あるくのがきらいな王さまは、外へ行くには必ず馬車に乗ります。ところが、初めてお姫様に会いにいく日に馬車が使えなくなり……!?
あるところに、あるくのがきらいな王さまがいました。あるくのは、お風呂に入るときか、お手洗いに行くときくらい。お城の外には、いつも馬車で出かけます。
▼ある日、王さまが、隣の国のおひめさまに会いに行こうとすると、馬車が使えなくなってしまいました。しかたなく、王さまは大臣たちが担ぐはしごに乗って、待ち合わせ場所に向かいました。
▼ところが、数時間待っても、おひめさまは現れません。そこへ隣の国の大臣が大慌てで走ってきて、おひめさまが蜂に襲われたというのです。おひめさまはあるくのが好きで、どこへ行くにも馬車を使いません。今日も歩いて待ち合わせ場所に向かい、途中で王さまのために花を摘んで花束を作っていたというのです。
▼それを聞いた、あるくのがきらいな王さまは……!?
▼“あるくのがきらいな王さま”と“あるくのが好きなおひめさま”の対照的な人物設定がおもしろい幼年童話。
内容説明
ある日、あるくのがきらいな王さまは、となりのくにのおひめさまにあいにいくことになりました。ところが、馬車がつかえなくなってしまい…。小学1~3年生向。
著者等紹介
松野正子[マツノマサコ]
1935年、愛媛県に生まれる。早稲田大学第一文学部国文科卒業後、コロンビア大学大学院で図書館学を学ぶ
岡田淳[オカダジュン]
1947年、兵庫県に生まれる。神戸大学教育学部美術科卒業。『放課後の時間割』で日本児童文学者協会新人賞、『学校ウサギをつかまえろ』(以上、偕成社)で同協会賞、『扉のむこうの物語』で赤い鳥文学賞、「こそあどの森の物語」シリーズ(以上、理論社)で野間児童文芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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