出版社内容情報
一人で暮らすおじいさんと孫の心の交流を描く。
はなれて暮らす祖父からお祭りに誘われ、水上バスにのって一人で泊りにいったゆうた。祖父とすごすうちに祖父を大好きになりますが……。
ひとりで暮らすおじいちゃんのところへ、水上バスに乗り、はじめてひとりで出かけ、お泊まりした孫のゆうた。おじいちゃんの飼っている猫を紹介され、夕飯を食べ、お祭りにいき、おじいちゃんとすごすうちに、これまで知らなかったおじいちゃんの素顔や、いまはもう亡くなっていないおばあちゃんとの思い出、なぜゆうたのうちで一緒に暮らさないのかなどを知ることになり、おじいちゃんがますます好きになります。
▼帰り道に「おじいちゃんのかたみだよ」と双眼鏡をもらい別れますが、その二日後に病院から「おじいちゃんがたおれた」と連絡が入ります。急いでゆうたはかけつけますが…。
▼おじいちゃんが亡くなったと知ったあとも、自分の近くにおじいちゃんがいるように感じたゆうたは、おじいちゃんに「さよなら」はいわず、その代わりに、「猫のふくのことは、心配しないで」というのでした。
▼祖父と孫の心の交流を描いた、あたたかく力強い絵が魅力の絵本。
内容説明
おじいちゃんきゅうにぼくにあいたくなったんだって。あしたおまつりがあるからこないかって。ねえ、いってもいいでしょう―。
著者等紹介
おぼまこと[オボマコト]
1937年、台湾に生まれる。中央大学卒業。サラリーマン生活の後、渡米。1977年ごろから独学で絵本の世界に入り、現在に至る。1983年に初めて、ハンガリー「日本人6人展」に出品参加。1989年『ごめんねムン』(小峰書店)が「小学国語2年生」(大阪書籍)に採用される。1989年『しばいっこ』(あかね書房)で、中央福祉審議会特別推薦賞受賞。1994年「90年代日本の絵本原画展」に選出される。1999年『世界一すてきなお父さん』(小峰書店)で、第13回赤い鳥文学賞さしえ賞受賞。2005年『ひでちゃんとよばないで』(小峰書店)で、BIB(ブラティスラヴァ世界絵本原画展)に選出される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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