出版社内容情報
春休みをとって、遠足へでかけるランドセル。
学校の遠足の日、お父ちゃんが一緒に行きたいとダダをこねた。すると、ぼくのランドセルまで連れて行ってと言い出したから、さあ大変!
朝からわが家は大騒ぎ。「遠足いっしょにつれてって」とダダをこねているのは、おとうちゃん。すると、「わたしも遠足につれていってくれませんか」と、声がした。まわりを見渡してみると、ぼくのランドセルに手と足がはえて、目と鼻と口もついていた。ランドセルは「春休み」をとって、学校の遠足に一緒に行きたいといいだした。おとうちゃんとランドセルのけんかが始まった。だけど、おかあちゃんの一言でランドセルも一緒に行くことになった。
▼学校からバスに乗って『りゅうせん山』に向かった。ランドセルは頭がよくてみんなの人気者。お昼ごはんになると、どんどん周りに女の子たちが集まってきた。すると、いじめっこもやってきて、ななちゃんのぼうしをとって逃げた。ところが、ぼうしはトビにもっていかれてしまった。そこで、ランドセルは取り返すために、木に登って……。
▼テンポのよい関西弁と、ユーモアいっぱいの絵が楽しい幼年童話。
[1]おとうちゃん すねる
[2]ランドセル とぶ
[3]ランドセル くるしむ
内容説明
「ねえ、けんいちくん。えんそく、わたしもつれていって」。ランドセルが、はるやすみをとってえんそくにいきたいだって!?小学1~3年生向き。
著者等紹介
村上しいこ[ムラカミシイコ]
三重県生まれ。『かめきちのおまかせ自由研究』(岩崎書店)で第37回日本児童文学者協会新人賞、『れいぞうこのなつやすみ』(PHP研究所)で第17回ひろすけ童話賞を受賞
長谷川義史[ハセガワヨシフミ]
大阪府生まれ。『おたまさんのおかいさん』(解放出版社)で第34回講談社出版文化賞絵本賞、『いろはにほへと』(BL出版)で第10回日本絵本賞、『ぼくがラーメンたべてるとき』(教育画劇)で、第13回日本絵本賞、第57回小学館児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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