出版社内容情報
プレッシャーに弱い少女が女流棋聖になるまで。
スパルタお父さんに叱られ、対局のプレッシャーと闘い、プロ棋士、そして女流棋聖となるまでの葛藤の日々。自分の生き方を考えるヒント。
6歳の子どもの日に父から囲碁セットをプレゼントされたのが囲碁との出会い。小さな女の子だった梅沢さんが、碁会所で大人相手に対局する横には、必ず怖い顔でそれを見つめる父がいた。そして12歳で全日本女流アマチュア囲碁選手権大会ベスト8に。天才少女と言われた娘に大きな期待をかけてくる父は、対局に負ければ電車の中だろうと延々と叱りまくり、ときにぶたれたこともあるほどに厳しかった。中学2年生でプロを目指したが、プレッシャーに弱くていつも次点。7年間で14回もプロ試験に落ちつづけた。囲碁から逃げた時もあった。しかし、そんな梅沢さんが、念願のプロ棋士、そして女流棋聖のタイトルを獲得。いまでは日本だけでなく世界に囲碁を広めることに力を注いでいる。
▼この本は、お父さんやお母さんがプレッシャーだと感じるとき、自分の将来の夢や進路がわからなくなったとき、自分がここ一番のプレッシャーに弱いと感じるときに読んでほしい。
内容説明
中学2年生でプロをめざしてから7年間で14回もプロ試験に落ちつづけたプレッシャーに弱い著者がプロ棋士、そして女流棋聖に!弱さをどう乗り越えたのか?あきらめず、目の前のことに集中しよう。
目次
1 未来の道のはじまり方は?(「好き」じゃなかった囲碁;負けず嫌い ほか)
2 プロ棋士になる(苦しい、でもよくがんばった五カ月;ついにプロ棋士に ほか)
3 石が輝くとき(石が輝くとき;夢中になると奇跡を起こせる ほか)
4 囲碁が教えてくれたこと(集中!;スランプになったときは ほか)
5 夢にワクワクしていますか?(ワクワクする夢が力になる;日本の心を知る ほか)
著者等紹介
梅沢由香里[ウメザワユカリ]
囲碁のプロ棋士。1973年、東京都生まれ。六歳で囲碁をはじめ、一二歳で全日本女流アマチュア囲碁選手権大会八位に。一四歳で加藤正夫九段に入門し、日本棋院院生となる。92年、慶應義塾大学環境情報学部入学。93年、全国学生本因坊戦三位(男女混合)、94年に全国本因坊戦東京都大会優勝(男女混合)。95年12月、女流棋士特別仮採用試験(プロ試験)合格。96年3月に大学卒業、4月に入段、プロ棋士として活動を始める。98年に二段、99年に三段に昇段、漫画『ヒカルの碁』の監修をつとめる。2000年に四段、02年に五段に昇段する。04年、通算二〇〇勝達成。05年、国際囲碁連盟理事に就任(任期二年)。07年、第一〇期女流棋聖戦で初タイトル獲得。08年、タイトル防衛。現在、プロ棋士として戦うかたわら、国内外の囲碁の普及に力を注ぐ。07年から東邦大学理学部情報科学科客員教授をつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ともゆき
piro5
ybhkr
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