内容説明
必死に子犬を守ろうとする母犬、生きぬいてほしいと願い続けた職員さん、その姿を記録し「命」の大切さを訴えかける私―管理所に収容された母子犬をめぐる感動の20日間の記録。
著者等紹介
山下由美[ヤマシタユミ]
1969年宮崎県生まれ。2006年6月ブログ開設「動物たちの未来のために」。2007年1月宮崎のNPO法人「みやざき動物のいのちを守る会」入会。2007年5月「奇跡の母子犬」動画発信。インターネット上で話題となる。2008年2月「ひまわり~動物たちの未来のために~」歌が誕生。2008年3月「奇跡の母子犬」DVD+「ひまわり」CDセット販売開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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サク
34
年間36万頭の犬猫が、保健所で殺される。しかし、『殺している』のは職員ではなく、飼育放棄した飼い主。いじめを考える絵本『おおきなあな』の場面が浮かぶ。沢山の犬猫が、飼い主から見捨てられ死を宣告される保健所の檻という『あな』に落ちていく。彼らの『あな』を埋められるのは、誰かが引き取る以外に方法はない。犬たちには『命の期限』がある。親子で入所してきた犬。我が子を必死で守ろうとする母親の姿に感動。我が子でもない6匹の子犬にもおっぱいをあげていた。果たして私達人間は他人の子さえも深い愛情で育てられるだろうか。2015/04/12
ツキノ
3
子どもたちも読む。買ってよかった。2013/08/12
ゆきんこ
2
この本を借りて読むのは二回目である。少し前にふと思いだして、ネットでこの母犬、ひまわりの物語を見た。そしてまた読んでみようと思ったのであるが、ネットでも本でも見る度、読む度に涙があふれ出てくる。母犬の子犬に対する愛情もそうであるが、この母犬ひまわりを救った宮崎動物保護管理署の上野久治さんに心打たれる。彼はひまわりに心打たれ、ひまわりは上野さんの「大丈夫、怖がらなくて大丈夫。」という語りかけに心開く。 「母犬はいつも私に目で話しかけきていたえたんです。私もそれに応えたくて母犬と話をしてきました。」 そして上2012/03/21
書の旅人
1
少しでも殺処分される動物たちを減らす手助けが出来れば…。そう思い立ち、自分なりのやり方でいこうと、動き始めました。先の事はわかりません。でも、わからないからと何もしないで済ます事は出来ません。いつか、自分を振り替えって、後悔しない生き方をしていきたい…。2015/10/04
megmin
1
想像していたのと違っていたが、動画をそのまま本にしているので内容は分かり易い ほんの数ページしかない世界だったけれど、母犬の表情の変化に涙が溢れました。最後の後ろ姿に笑ってしまった。2013/10/23