出版社内容情報
友だちがいる幸せに気づく、心温まるお話。
空き家に引っ越してきたおじいさんは、そこに住んでいた動物やおばけを追い払いました。一人でも寂しくない!と思っていましたが……。
森のそばにある古い空き家には、おばけ、いぬ、ねこ、おんどり、やもりが住みついていました。ある日、この家に一人のおじいさんが引っ越してきました。一人ぼっちのおじいさんは、長い間貯めたお金でこの家を買ったのです。のんびり暮らしたいと思っていたおじいさんは、動物たちを追い払いました。それから、家を掃除してドアをピカピカに磨き、誰にも触られないようにしました。
▼一年が過ぎたころ、おじいさんの望みどおり、誰もドアをノックすることはありませんでした。しかし、近頃のおじいさんは元気がありません。そんなある日、とんとんというノックの音が聞こえ、おばあさんが訪ねてきました。おばあさんと出会い、人と接することがうれしくなったおじいさんは、自然と優しくなりました。そして、今までの自分を反省し、森へ追い出したみんなを呼び戻しました。
▼にしかわおさむ先生のやわらかな絵と色合いが、優しい気持ちにさせてくれる一冊。
内容説明
もりのそばに、ふるいちいさないえがありました。にわには、いろのはげたベンチがひとつありました。ながいことあきやだったので、おばけのボーボー、いぬのポンス、ねこのグルグル、おんどりのコースケ、かべのやもりのペーターがすみついたいえを、しゅうぜん、そうじした、おじさんのおはなし。4~5歳から。
著者等紹介
にしかわおさむ[ニシカワオサム]
福岡県に生まれる。絵本の作品に『おばけとこどものおうさま』(ボローニャ国際児童図書展エルバ賞受賞、PHP研究所)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。