出版社内容情報
ろう学校に通う女の子とお母さんの感動の物語。
耳の聞こえにくいこどもたちの学校に通う女の子・アイ。アイとおかあさんの心の触れ合いを描く、ほんとうにあった感動のお話です。
うさぎの女の子のアイは耳の聞こえにくい学校の幼稚園にやってきました。「アイちゃん、おはよう」。「アイちゃん、あそぼ」。小学生も中学生もみんな、はなしかけてきます。でもアイは、にこにこしているだけで、おはなししませんでした。
▼まいあさアイは、おかあさんのうんてんするくるまで幼稚園にかよっています。あるひ、いつものようにはしをとおると、はとがいちわとまっていました。「アイちゃん、みてみて、はとよ」おかあさんがいうと、アイはじっとはとをみつめていました。
▼つぎのひもつぎのひも、はとがおなじところにとまっていました。おかあさんは『はとぽっぽ』とうたいますが、アイは、いつもどおりはとをじっとみているだけでした。それから、なんにちかすぎ……。おかあさんが『はとぽっぽ』とうたうと、アイは「は、と」とちっちゃなこえでいいました。
▼アイとおかあさんの心の触れ合いを描く、ほんとうにあった感動のお話の絵本です。
内容説明
うさぎの女の子、アイは耳の聞こえにくい学校の幼稚園にやってきました。みんなといっしょにいてもあまりおはなししません。そんなアイにおかあさんは、まいにちいろいろなことをはなしかけました。
著者等紹介
つちだよしはる[ツチダヨシハル]
山形県生まれ。日本大学芸術学部油絵科卒業。絵本、さし絵などで活躍中。やわらかであたたかな色彩が魅力
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。