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出版社内容情報
おもちの歴史と日本人とのかかわりを描く。
おもちの歴史と日本人とのかかわりを具体的に描くことを通して、食文化の広がりと日本人の心をさぐるユニークなノンフィクション。
餅の作り方から日本人と餅のかかわりまで、餅についてさまざまな角度から研究した一冊です。
▼餅は、縄文時代の後期、稲作文化の渡来とともに作られ、鏡餅は平安時代に作られるようになったといわれます。また雑煮は、お正月を祝う習慣がはじまった室町時代に端を発するといわれています。餅を調べると、日本人の自然への感謝と五穀豊穣への祈りや信仰心にまでたどりつくのです。餅についてのさまざまな知識を得られるだけでなく、日本人の心もさぐることができるといってもよいでしょう。
▼ところで、この本の大きな特徴は、調べ学習のコツも学ぶことができるということです。著者みずからが調べた過程、取材に行ったようすも描きながら、調査内容のデータベースの作り方、図表化の仕方、分布地図の作り方にも言及しています。
▼餅についての興味深い情報を得ながら、調べ学習の方法、調査内容の発表の仕方まで学ぶことのできるユニークかつ有益な一冊です。
●第1章 もちつきの思い出
●第2章 日本全国お雑煮情報
●第3章 日本人とおもちのかかわり
●第4章 おもち文化にふれる旅
内容説明
きみの家のお雑煮は、丸もち?それとも角もち?あんこ入りのおもちを使った雑煮があるって、ほんとう?おもちは、いつからつくられるようになったの?著者が調べていく道すじを紹介しながら、おもちの秘密にせまった一冊。調べることの楽しさが伝わってきます。小学中級以上。
目次
第1章 もちつきの思い出(少女たちのおしゃべり;初めてのもちつき;もう一つのもちつき体験)
第2章 日本全国お雑煮情報(お雑煮ばなしに花がさく;師走の図書館がよい;日本全国お雑煮調べ;お雑煮びっくり情報)
第3章 日本人とおもちのかかわり(おもちって、なんだろう?;もちの歴史;祝いもちとふだんもち;もち菓子)
第4章 おもち文化にふれる旅(もちなし正月のこと;餅つき唄を聞きにいく;もち多食の町をたずねる;しとぎ祭りを見にいく)
著者等紹介
笠原秀[カサハラシゲル]
1937年新潟県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。出版社に十年ほど勤務ののち独立して児童図書の企画・編集・執筆にたずさわる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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