出版社内容情報
とんち大好き“そろり”のおもしろ話。
だじゃれやとんちが大好きな、そろり新ざえ門。天下の秀吉さんに、おもしろおかしい話をする『おとぎしゅう』という役で、大活躍!
刀の鞘名人、杉本じんえ門は、だじゃれやとんちが大好き。ある日、秀吉さんの悪口を、町のあちこちに貼って歩いていたら、役人たちに捕まってしまった……。もう、駄目かと思った時、秀吉さんから、おもしろおかしい話をする「おとぎしゅう」という役にならないかと誘われた。大喜びの杉本じんえ門は、名前も「そろり新ざえ門」と変え、秀吉さんに仕えることとなった。
▼ある日、秀吉さんが「私の顔はサルに似ておるか?」と聞かれたので、「サルが秀吉さまに似ているのでございます」と答えた。すると、秀吉さんは上機嫌。褒美をくれるというので、紙袋に一つ倉のお米を分けてくれるよう頼んだ。そろりは、大きな紙袋を作り倉に向かった。倉ごとすっぽりかぶさる紙袋を見て、役人たちは大慌て。でも、秀吉さんからもらった書付を見せたら、仕方なく引き下がっていった。そろりは倉の米を全部もらい、町の人に配って万々歳!
▼とんちや、だじゃれが満載の一冊です。
内容説明
わては、だじゃれやとんちが大すきなんや。ある日、秀吉さんをからかう歌をはってあるいとったら、つかまってしもうた…。小学1~3年生向。
著者等紹介
木暮正夫[コグレマサオ]
群馬県に生まれる。『また七ぎつね自転車にのる』で赤い鳥文学賞、『街かどの夏休み』で日本児童文学者協会賞を受賞。日本児童文学者協会会員
吉見礼司[ヨシミレイジ]
兵庫県に生まれる。デザイン会社勤務の後独立し、イラストの仕事に入る
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。