内容説明
スズメはいつも人間の近くにいて親しみのある鳥です。けれど、何を食べ、どこに巣を作り、どんな生活をしているのか、ほんとうの姿は意外と知られていません。みんなの知らないスズメの生態から人間とのかかわりまでを広くさぐった一冊。小学中級以上。
目次
はじめに 人間のすむところにはスズメがいる
1 スズメの巣作り
2 ひなが育っていく
3 スズメは米の汁が大好き
4 スズメの生活をもっと知りたい
5 家族になったスズメの子
6 古典と昔話にスズメがいた
7 スズメの研究者に話を聞く
8 イエスズメがやってくる
おわりに スズメも人も地球のなかま
著者等紹介
国松俊英[クニマツトシヒデ]
1940年、滋賀県生まれ。同志社大学卒業。日本児童文学者協会、日本野鳥の会会員。童話や児童小説のほか、野鳥と自然、スポーツ、人物を取材したノンフィクションを書いている
関口シュン[セキグチシュン]
1957年、東京都生まれ。漫画家、西洋占星学研究家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つくよみ
67
図書館本:最も身近な小鳥であろうスズメ。知っているようで知らないその生態を、解りやすく解説した本。世界には15種類のスズメがいて、発祥はアフリカ大陸。昔から日本に生息していたのは、その内の2種。最近、更に1種類が渡り住むようになってきて、現在は3種類いるとか。日本の人里で一番よく見かけるスズメだが、その警戒心は強く、だからこそ、案山子が有効だった?反面、慣れれば人に懐くという事例もあり、人と付かず離れずして生きてきた、この鳥の歴史が伺える。稲をついばむ以上に、害虫をついばむ益鳥。今後も大切にしたい鳥。2013/11/25
あたびー
39
小学生から読める子供の本です。字が大きくて読みやすい😁近年、田んぼが少なくなっているせいか、スズメが減少していることが懸念されます。同じことがカエルやサギにも言えます。稲作を始めて数千年、スズメは人間の近くで暮らしてきました。コメを食うと嫌われてきたものの、害虫も食べてくれる大事なパートナー。スズメの減少は私たちの暮らしにも影響があります。そんなスズメ研究の歴史や、ヨーロッパのイエスズメの分布拡大、スズメに関するアレコレが楽しく読めます。スズメも言葉を喋っているのかな?2025/03/07
きるきるふわっち
12
2月ごろチュンチュン鳴いてつがいを探しはじめ、夏に子どもは巣立ち…って、知ってる。冬のスズメは何してるのか知りたい。寿命は2、3年。でも、体力と知力のあるものは6年くらい生きる。そんなに差があるの!?自然はシビアだなあ。ワタシも頑張って生きよう。2015/02/22
漢方売り
7
スズメが好きなのでついつい。ただ特に目新しい発見はなかったなぁ。中西悟堂先生の生活に憧れる。野鳥保護に関する法律以前だからこそだなぁ。2017/02/12
rinrin
5
やはり、すずめはかわいい。2017/08/16
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