出版社内容情報
兄弟三人だけでお留守番できるのかな?
どこにも行かないけれど兄弟三人だけでお留守番という大冒険が始まった。のどかなネパールの風土が心地よい、読み聞かせに最適の読み物。
ネパールの山に住んでいるヌンは三人兄弟の一番お兄さん。「ヌン」とは、ネパールの言葉で「塩」を意味します。ヌンは一ヵ月もの間父さんとお母さんが仕事でいえを留守にすることになり、そのるすばんの間兄弟の面倒を任されます。
▼近所のおばさんが食べ物を届けてくれたり、村の長老的存在のおばあさんの不思議な力に助けられたりの毎日。妹が病気になって困惑する様子、お母さんの便りに喜ぶ話、意地悪ばあさんへのいたずらの話。どれもこれもいきいきとした生命力に満ち溢れ、静かに温かい読後感が広がります。
▼著者は、同じアジアにありながら日本とはまったく違う生活をしている、ネパールのいきいきした子どもに魅力を感じて描きました。日本のこどもたちは世界でこんな生活をしているこどもがいることを知り、国際理解を深め、自分の生活を見つめなおすことでしょう。一話の短いお話が30入った構成で、日々の「読みきかせ」にぴったりの一冊です。
内容説明
ヌンは、小学生くらいの男の子の名前。ネパールのことばで「塩」という意味です。ヌンたち兄弟は、おとうさんとおかあさんが旅の仕事にでかけるので、こどもだけで30日もすごします。小学初級から中級向け。
著者等紹介
大塚篤子[オオツカアツコ]
名古屋市に生まれる。昭和女子大学卒業。1990年に『海辺の家の秘密』で日本児童文学者協会、日本児童文芸家協会新人賞を受賞。京都市在住『プレアデス』同人
古味正康[コミマサヤス]
1946年、高知県生まれ。日本児童出版美術家連盟会員。現在大阪市在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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