出版社内容情報
月が見えなくなった少女の、ミステリアスな恋。
中学二年のあずみは、突然月が見えなくなった。相談にのってくれる親友、宇宙人と呼ばれている少年、なにかが変わり始めようとしていた。
中学生活をごくフツーに過ごしていた中二の森あずみ。ある日突然、月が見えなくなった。皆には見えているのに、何故? その答えさがしにつきあってくれたのは、親友のエミだったが何も解決方法はみつからない。焦るあずみに、クラスでも隠れファンの多い天文部の遠夜が近づいてきた。そして、「ぼくのことを思い出して、そうしたら月を返す」と謎の言葉を告げる。パニックになるあずみは、なぜか親友のエミにさえ告げられないものを彼に感じていた。訴えるように遠夜の瞳があずみをとらえる時、彼女の中のなにかが疼く。それをさがし始めたあずみ。ずっと前、月の輝く夜に交わした約束。そして、封印された記憶。ゆっくりふたりの関係があきらかになり、そして、訪れる別れ。
▼ひとりになることを恐がる平凡な女の子が、恋を通して少し強くなる。自分そして、友達、両親。全てを大人として少しずつとらえなおす少女の成長を描いたミステリアス・ファンタジー。
内容説明
「ぼくのことを思い出して」と、あずみの前に現れた少年・遠夜。彼の瞳があずみをとらえる時、あずみの中のなにかがうずき始める。ずっと前、月の輝く夜に交した約束。そして封印された記憶が、ゆっくりと今動き始める…。なぜ?月が見えなくなってパニックになるあずみに、謎の少年が近づいてきた…。月の輝く夜のミステリアスファンタジー。
著者等紹介
高見ゆかり[タカミユカリ]
栃木県生まれの埼玉育ち。現在は東京在住。第3回小川未明文学賞大賞受賞。日本児童文学者協会会員
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