PHP創作シリーズ<br> ネムの花は見ていた―少女と少年の太平洋戦争

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PHP創作シリーズ
ネムの花は見ていた―少女と少年の太平洋戦争

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  • サイズ A5判/ページ数 156p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784569681689
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

  戦時下の福井を舞台に、戦争に翻弄される人々の姿をいきいきと描いた物語。戦争の理不尽さと人々の懸命な生き方が伝わってきます。  戦時下の福井を舞台に、戦争に翻弄される人々の姿を描いた物語です。 小6の同級生、正一と美鈴を軸に、昭和20年7月19日の福井大空襲を山場に話は展開します。 幸せな家族が戦争によってバラバラにされ、死においやられる。たび重なる不幸をのりこえながら家族が新しい形をつくり、幸せを求めていくというストーリーですが、空襲など劇的な場面や出来事の描写にリアリティーがあります。美鈴が福井大空襲の火の海を逃げまどい、背負った幼い姪を死なせてしまうところなど、ぐいぐいひきこまれます。 「戦争は人を鬼にする」「ほんとうに悪い人はいない」など、心をうつ言葉も多く、作者の実体験や思索が生かされた力作です。 戦争の理不尽さと人々の懸命な生き方が伝わってくる、文学性豊かな感動的なお話です。  

内容説明

「美鈴は、どうしているんじゃろ!」ふいに正一がどなった。にげまどう少女の姿が目にうかぶ。白いブラウスの背に、炎がおおいかぶさる。「美鈴、死んだらあかん」。小学上級以上。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょろぴよ

0
悲しいお話しだった。2009/06/03

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