出版社内容情報
小さなヘビが、大きくなりたくて、あらゆる努力をしていました。しかしワシに食べられてしまいます。そこでヘビのぬけがらが、ヘビの願いを受けつぎました。 小さな小さなヘビと、そのぬけがらの不思議な話。 ミミズにもからかわれる程小さなヘビは、サンゴヘビのおじょうさんと仲良くなって、海にいきたくても声もかけられません。オウムに、いっぱい食べて皮がぬけかわれば大きくなれると聞いたヘビは、がんばってぬけかわり次第に立派になりました。が、ぬけかわった瞬間、ワシにさらわれてしまいました。ヘビは自分のぬけがらに『世界一大きなぬけがらになってくれ!』と願いをたくしました。ぬけがらは、ヘビの願いをかなえようと、他のからなどをどんどん食べて大きくなります。しかし、それを妬むニシキヘビのぬけがらは、『遠い遠い砂漠の果てのほら穴に恐竜の卵のからが、ありますよ』と嘘をぬけがらに教えます。そして旅にでたぬけがらは、巨大になって戻り、ニシキヘビを驚かせます。『恐竜の卵のからはなかったが、大きなもぬけのからがあったのさ』
内容説明
あるところに小さな小さなヘビがいました。「大きくなりたいなあ。」これが小さなヘビのねがいでした。小学1~3年生向。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
7
なんとも壮大な、あっけらかんと壮大なお話。信じて突き進んだ抜け殻のまっすぐさの勝ち。実態と影。本来影の部分に明るい光を当てたこのお話、内田さんらしい話の広げっぷりで気持ちいい。2017/06/15
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
0
26年度3年生ブックトーク授業2014/07/14
Aya Sawada
0
奇想天外。大きくなりたいミミズより小さい蛇が…大きくなるんだけど〜ワシに食べられちゃって、えーーー!?でも、お話はそこでは終わりません。 最後は落語みたいなオチだった。2014/05/08
小6の哲ちゃん
0
息子ひとりよみ2019/04/07