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出版社内容情報
アンネ・フランクのいた場所には、戦争の狂気と、それにもつぶされない人間の気高さがある。豊富な写真とともに、「人間ってなに?」と問う一冊。 「アンネの日記」が出版されて50余年。ナチスに捕らえられ、「日記」が書けなくなってからのアンネに会いたい……。その思いで著者が訪れた、アウシュヴィッツ、かくれ家などの「アンネのいた場所」を、豊富な写真とともにたどります。 ユダヤ人絶滅といういわれなき差別によって命を絶たれたアンネ・フランク。彼女に会う旅は、戦争の狂気と、それにもつぶされない人間の気高さを見る旅でした。善と悪が複雑に同居する、人間の赤裸々な姿にむきあう旅でした。 差別のない平和な世界をと、アンネは願いました。でも私たちは、いじめの問題など、アンネが苦しんだのと変わらぬ悲劇を、今もくりかえしています。「人間ってなに?」と問わずにはいられないこの旅は、さらに、「人として、あなたはどのような生き方をしようとするのか」と問いかけます。
内容説明
戦争といわれなき差別の悲劇を今も世界に訴えつづける「アンネの日記」。二度と同じ過ちをくりかえすことのないようにと切なる願いをこめ、アンネのいた場所を豊富な写真とともにたどります。小学上級以上。
目次
プロローグ 人間ってなに?
1 アンネ・フランクとの出会い
2 アウシュビッツに
3 人間のしたこと
4 ビルケナウでは
5 地下監房で
6 風のなかの声
7 ワルシャワの一人ひとり
8 ひと・きずな・愛
9 西教会の鐘の音
エピローグ 手わたされたもの