PHP愛と希望のノンフィクション<br> 村をうるおした命の水―箱根用水をつくった人々の技術と熱意の記録

PHP愛と希望のノンフィクション
村をうるおした命の水―箱根用水をつくった人々の技術と熱意の記録

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  • サイズ A5判/ページ数 125p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784569681177
  • NDC分類 K517
  • Cコード C8023

出版社内容情報

  1670年に完成し、現在も富士の裾野を潤す箱根用水。山腹に穴をあけ、芦ノ湖の水を引くという信じ難い工事を命がけで実現した人々の感動の物語。  今から330年以上も前の江戸時代初期、芦ノ湖から水を引くために、箱根の山腹に1.2キロにおよぶトンネルを貫通させてできた箱根用水。今では水田をうるおすだけでなく、発電にも利用されて、その恩恵は計り知れない。水不足にあえぐ村人たちのために、当時としては神業とも思える難工事を、命がけで成功させた人びとの熱意と、高度な技術を描く。 今の静岡県裾野市深良一帯は、火山灰地で雨水が溜まらず、利用できる川もないので、村人は水田を作ることができず、毎年、年貢に苦しんでいた。名主の大庭源之丞は、山を越えた芦ノ湖の水を引くことさえできれば……と願うが、それは、誰もが「夢のまた夢」と一蹴する考えだった。しかし、トンネル掘りの第一人者、友野与右衛門をはじめ様々な人の力と、次から次へとふりかかる困難を乗り越える地道な努力の末、夢はついに現実となって、村人を救う。感動の一冊。  

内容説明

「水がほしい!」今から300年以上も昔、芦ノ湖の水を引くため、箱根の山腹に1.2キロにおよぶトンネルを通してできた箱根用水。水不足にあえぐ村人たちのために、神業に近い難工事を、命がけで成功させた人びとの物語。小学上級以上。

目次

水がほしい!
箱根神社のお慈悲
不安とあせりの日々
血と汗と涙を流して

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

TAGO

1
中村医師がアフガニスタンの乾いた土地を潤し、農村の人たちを救うために用水路を造ったように、江戸時代の日本でも同じ様に偉業を成し遂げた人たちがいた。 この本の大半がトンネル工事に取り掛かるまでの横槍の多い苦難の道のりが描かれていて、いつになったら工事に着工出来るのか?とジリジリします。 用水路が完成し、芦ノ湖の水を深良村に流すシーンはさぞや歓びに湧いたんだろうな。 実写版ドラマにしてくれないかなと思っていたら、中村医師のドキュメンタリー番組で完成した用水路に川の水を流すシーンで願いは叶いました。 2019/12/08

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