出版社内容情報
もこちゃんは、わたしの大好きなくまのぬいぐるみ。ぎゅうっとだきしめていれば、一人ぽっちじゃないの。ぬいぐるみへの愛情を暖かく描く。 もこちゃんは、わたしの大好きなくまのぬいぐるみ。ぎゅうっとだきしめて、においをくんくんかげば、もう一人ぼっちじゃないの。ぬいぐるみに対する女の子の愛情と繊細な心の揺れ動きを、丁寧に描いた作品です。もこちゃんとわたしは、ままごとの時もねむる時もおるすばんの時も、いつでも一緒。淋しい時も、もこちゃんがいるから大丈夫。ある日、弟のようちゃんが熱を出し、お母さんが全然かまってくれない。わたしは、もこちゃんに話しかけるが、いつものように笑った顔をしているだけ。わたしはだんだん腹が立ってくる。いつだって話しかけるのはわたしばっかり……! わたしは、もこちゃんのみみやほっぺにかみついて、そのままねてしまった。そしてふと顔を上げると、もこちゃんが泣いてる……! そしてそのあと熱を出し、目をさますともこちゃんがいなかった。ごめんね、もこちゃん! 濃厚で雰囲気ある絵も、物語世界を盛り上げています。
内容説明
わたしのだいすきなくまのぬいぐるみ、もこちゃん。おるすばんのときも、ねむるときも、ぎゅうっとだきしめてにおいをくんくんかげば、もうひとりぼっちじゃないの。4~5歳から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
10
物言わぬぬいぐるみのもこちゃん。いつもいっしょにいたのに、弟の世話で忙しいお母さんにぶつけられない煩悶を、もこちゃんにぶつけてしまった後悔。ひどく傷つけてしまったもこちゃんの存在が、どんなに大きかったか、捨てられて初めてわかったこと。もう、離さない。どんなことがあっても、ずっといっしょ。2018/09/10
うとうと
8
大好きなくまのぬいぐるみ、もこちゃん。/嬉しいときも悲しいときも、もこちゃんはいつも変わらず「まんまるおめめにすいかのおくちでわらってる」ことで安心していたはずなのに、あるとき、それに腹が立ってしまった。。仲直りできてよかった。2021/10/07
絵具巻
3
文京区立根津図書館で借りました。2016/05/01
らるきぃ
0
子ども目線で共感しているようだった2015/05/14
遠い日
0
081112【読書ノート/ひとことメモ】大好きクマのもこちゃんへ、揺れる気持ちをぶつける。2008/11/12