出版社内容情報
「気負わず贈る」「近づきすぎない」「断られ上手になる」など、『暮しの手帖』編集長が経験から見つけた、人とのつきあい方のヒント。
【著者紹介】
『暮しの手帖』編集長、「COW BOOKS」代表
内容説明
『暮しの手帖』編集長の“人との心地よいつきあい方”。
目次
第1章 人とつながるということ―はじまりは、いつも自分から(愛情を伝える;待たない ほか)
第2章 与え続けていくということ―ちょうどいい距離をみつける(翌日の「ありがとう」;気負わず贈る ほか)
第3章 うまくいかないとき―大切なのは引き返す勇気(ひきずらない;つられない ほか)
第4章 深めるということ―ゆっくり時間をかけて見守る(一年先を考える;愛情のルール ほか)
著者等紹介
松浦弥太郎[マツウラヤタロウ]
1965年、東京生まれ。『暮しの手帖』編集長、「COW BOOKS」代表。高校中退後、渡米。アメリカの書店文化に惹かれ、帰国後、オールドマガジン専門店「m&co.booksellers」を赤坂に開業。2000年、トラックによる移動書店をスタートさせ、2002年「COW BOOKS」を開業。書店を営むかたわら、執筆および編集活動も行う。2006年より『暮しの手帖』編集長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
149
平穏な生活を過ごすため、あなたにありがとうという感謝の心を忘れない。慌ただしい日常につい見失ってしまうけど、何気ない一言で相手にどれほどの傷をつけ、あなたの微笑みにどれほど癒されていることか。誰かの噂をしたり、誰かの話でその人を判断したり。その先入観で出会いを狭めている。疲れてきたら一呼吸おいて。一瞬でも立ち止まることで、本来の素直なやさしさを思い出すことができるから。みんな弱くてどこかに痛みを抱えている。傷つけ合ったって求めているものは何も残らないから。心にある武器を捨てると気持ちが少しは軽くなるから。2021/12/30
masa@レビューお休み中
103
松浦さんの本も5冊目。折をみて読むというよりも、そのとき必要なエッセンスが盛りこまれている本を手にしているような気がします。今回は、人間関係のみにフォーカスしています。今までは、仕事の話の中や人生の教えのひとつに人間関係があるといった感じでした。だから、丸々一冊が人と人との関係性を説いているのが意外であり、興味を覚えたんですよね。そして、少し間隔を空けて読んだためか、以前とは僕自身の感覚も変わってきたような気がします。僕自身の人間関係の考え方を見直していく必要がありますね。2014/06/25
KAZOO
101
最近の若い人向けにこのような本が出ているのはいい傾向だと思います。何気ないことなどがわかりやすい言葉で記されています。私の若いころにはこのような本はなく、ノウハウののような本が多かったのですが、この本はそのようなものとは一線を画して松浦さんご自身の経験を通して同じ目線で書かれています。いい本でした。2025/02/26
橘
27
「あなたにありがとう。」、なかなか伝えられない言葉です。押し付けてしまったり、釘をさしてしまう日々ですが、見守る、という立ち方をしていこうと思いました。近付き過ぎず離れ過ぎず、ちょうどいい距離を探してみようと思います。一人で立つことも大切に。弥太郎さんの言葉は今回もすっと心に落ちてきました。2018/06/15
うめ
25
考え方が好きだなー。何回も読み返して自分の血肉にしていきたい。ものが壊れるのも、人間関係が壊れるのも、ひとえに、愛情不足。心します。2015/05/25
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