出版社内容情報
大国アメリカの言いなりにならないためには? そのヒントはカナダ外交にあった! ベストセラー『戦後史の正体』著者の隠れた名著を復刊。
内容説明
超大国アメリカの隣に位置し、強い圧力をかけられながらも、自主外交を貫いてきたカナダ。本書では、在カナダ大使館公使を務めたこともある元外務省国際情報局長が、要人への膨大なインタビューをもとに、カナダ自主外交の真髄を徹底的に探る。TPP、オスプレイ、尖閣問題…超大国からの圧力に苦しみ、混迷を極める日本外交に、貴重な示唆を与えてくれる1冊。
目次
プロローグ 「対米自主外交」先進国・カナダの教訓
1章 カナダの首相「吊し上げ事件」
2章 カナダのしたたかなアメリカ議会工作
3章 自由貿易協定(FTA)成立の舞台裏
4章 巨象アメリカの隣で生きていく難しさ
5章 独自外交を追求したディフェンベーカー首相の悲劇
6章 親米派国際通ピアソン首相の衝突
7章 トルドー首相の外交政策見直しと独自路線
8章 再びアメリカとの「特別な関係」を求めるマルルーニー首相
エピローグ 独自外交へのカナダのメッセージ
文庫版特別付録 イラク戦争におけるカナダ不参戦過程(尾上洋介)
著者等紹介
孫崎享[マゴサキウケル]
1943年旧満州生まれ。1966年東京大学法学部中退、外務省入省。イギリス、ソ連、アメリカ、イラク、カナダ勤務を経て、駐ウズベキスタン大使、国際情報局長、駐イラン大使を歴任。2002年より2009年まで防衛大学校教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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