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出版社内容情報
地球最後の「妹モノ」ついに登場! 自らを「妹」と認識させることであらゆる攻撃を不可能にする、恐ろしい異星人が攻めてきた!
内容説明
異世界から出現した、謎の勢力「アウタ・シス」それは人類の意識に侵入し、自らを「妹」として認識させる恐怖の侵略者だった。妹を攻撃できる者など存在しない。世界の半分は瞬く間に絶対不可侵の「妹圏」と化してしまう。だが、追いつめられた人類は、アウタ・シスのテクノロジーを解析し、ついに反攻に転じた。「兄候補生」として選出された15歳の瀬野尾一樹は、同じく「妹候補生」であるニカやロナと共に、「妹力」で駆動する驚異の超兵器を駆り、アウタ・シスとの決戦に挑む。人類最後の希望―それは「妹戦機」と呼ばれた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みどるん
4
置き去りにされないように読者にも妹との戦闘を要求する作品だった。シリアスにみせかけてのギャグだから耐えられる。「…やっぱり妹というのはたいてい考えが浅いからな。」なんという偏見。2014/04/08
シュエパイ
4
序文通り、何を言ってるのか判らない物語を読みながら、過去に思いをはせていました。昔々、私が幼い妹のお世話をしようとして、毎日のように叩かれたり蹴られたりお菓子を取られたりしながら、それでも健気に笑って毎日がんばってたけれど特に報われなかった……と親が話していたのを思い出しました。今でもあまり変わらない気がします。・・・そう思い出すと、確かに恐ろしい侵略者だな・・・!(ゴクリ) 確かに細かいことは気にしないのが、妹です(断言)2013/01/21
ひのえ
2
意外と普通に読める内容で、意外と面白かったのがなんか悔しい…。2016/04/18
abaoaquagga
1
地球を侵略する妹(概念)に対抗するため、妹(実体)の持つ力を兵器に転用する人類。こんなトンチキな題材を、あたかも王道の熱血バトルものであるかのごとくに出力したのが本書。"妹"をSF用語としてあらゆるワードにねじ込んでくる(「超妹理論」「潜在的妹圏」等々)のは明らかにおかしいのに、押さえるべき展開をしっかり押さえた物語のおかげで違和感なく読めてしまう。スケールの大きさに対してこの頁数なので、いささかダイジェスト感があるのは否めないものの、勢いに乗れさえすれば充分に楽しむことができる。2024/08/22
イカデビル(としぼう)
1
これはひどかった(褒め言葉)。もし、映像化すれば、うちのあたりは妹の聖地になるわけか・・・2013/04/24